ページ

2009-06-22

黒星病Black spotとの闘い1 -緒言-

ロサウィルスrosavirus laksminae#
・・・それは、バラの魅力に取り憑かれ、日夜バラのことが頭から離れないようになり、すべてをバラに捧げても「我が人生に悔いなし」とまで人間に言わしめる病の病原菌のことである。

#なお、楽趣味が勝手に命名したもので、学術用語でも何でもありま千円。一応学術用語っぽくラテン語で表記してみまちたが^^;『ロサウィルス』は、記録のたどれる限り2009年6月3日「バラの家のバラ好き交流掲示板」にて『Re:重ね重ねお詫びを・・2009/06/03 07:10:00 楽趣味』書き込み初出。この時の書き込みではラテン語読みを知らず「ロザウィルス」となっている。が同日に『ロサウィルス』と自ら訂正している^^


このロサウィルスに冒された人なら毎年バラの蕾が膨らむ頃から秋花が終わる頃まで悩まされるのが黒星病。春口のウドンコ病(ウドンコの初期対策についてはココをクリック)と並んで、バラの二大病と言っても過言ではない。 この二つの病気さえ発生しなかったら、どんなに楽趣味だろう^^と毎年思う。

ともに糸状菌がもたらす病気。

出来る限り石油系化学合成の薬剤を使わないでバラをはじめ庭の植物を育てていきたいので、これまでにあれやこれや試みてきた。我が家の庭(といってもホントに「猫の額」ほどの広さしかない)にバラが多くなったのはここ6-7年のこと。バラに病気が発生したとき、お酢やら、唐辛子アルコール漬け液やら、重曹やら、最近では洗濯掃除に使うセスキ炭酸ナトリウムまで登場させて、と園芸の素人である私が行ってきたことは、まぁ、いろいろありますねん。

確かにずぶの素人だけど、「根拠がない」ことはしたくない!って頭が働く。
それなりに事前に調べたり、自分なりの根拠を探し求めたり。



黒星病とは何か!闘うには敵を知らねばならぬ。
どうすれば病害を減らせるのか?
今後、気まぐれにシリーズ化していこうと思い立ったクララが立ったっつーわけ。

黒星ブラックスポットが発生したバラの葉(ココをクリック)をよく見ると、黒っぽいシミの周りがギザギザになっているのが分かる。これがブラックスポットの症状の特徴。似たようなバラの病気に「斑点病Leaf spots」というのがあるが、斑点病の場合は、黒星よりも病班が小さく、ほぼ円形で、内部が灰褐色または淡褐色なので区別はつけやすいかな。

黒星病が発生する時期はバラに蕾が出来る頃から秋花が終わる頃まで。って殆ど一年中って考えて良いわけね。多発するのは長雨が続いた後の梅雨明け期。梅雨明け頃には枝の上方の葉っぱを数枚残して、殆ど丸裸状態になってしまうと、夏の間に株が衰弱して上等な秋花(四季咲きや返り咲きのバラの場合)が見られなくなる。

ここでポイントになるのは、「夏の間に株が衰弱する」ってことかも。
黒星病の病原菌は夏の暑い時期にその活動を一時休止するらしい。
ってことは、梅雨が明けた頃の病株に対して、衰弱しない手段を講じ、黒星の一時ネンネしてる病原菌を弱体化させる絶好の「ちゃ~~んす」なのかも。

もす!これからちょっくら調べないと。

画像は今年で4年目の『チャーリーブラウン』(Min)〔河合伸志, 1996 〕。毎年ウドンコ病→黒星病の連続ヒットに悩まされていたが、今年は両方とも皆無で元気。その元気の秘密は・・・(未来記事)


楽天ショップ「バラの家」『チャーリーブラウン』(Min茶色)国産苗新苗
 ♪
 

2 件のコメント:

  1. マカロン2009/06/22 22:03

    キャー楽趣味さんかっこいい☆
    何か闘っている感がひしひしと伝わってくるわん。
    我が家はベランダ族の為、以前育てていた時も今回も
    うどんこは酷いけど、黒星はあまり酷くならないです。
    今回は最初の1、2枚を取ったらそれ以上は広がらなかったのですが、お庭の場合はそうはいかないでしょうね。
    実家で重曹+液体洗剤試してみます。
    それよりハダニを何とかしないと~

    返信削除
  2. マカロンさん

    うちも半分がベランダなためか、黒★よりウドンコ被害の方が多いです^^ でも、前にも某BBSで書いたけど、軒下に置いていない★が発生してもおかしくないバラに★が出ない(出なくなった)のは何故かと考えていけば、今現在★が発生しているバラにどんな対処を施していけばよいのかが自分なりに分かってくるのではないかと思ったのですよ。
    ハダニに関しては、鉢植えのバラだったら、鉢を斜めにして水勢で洗いとばすのが一番てっとり速いですよん。
    今日レイチェルカーソンの『沈黙の春』が届き、さっきまで読んでいたところです。50年近くも前に出版されたものとは思えない「凄さ」があります。ハダニは、薬品をローテーションしていかないと耐性がついてしまうというのも考えると...単行本でも出ているので、是非読んでみて下さい。 「かっこええ楽趣味」より愛を込めて(^^;

    返信削除