毎日のように「冬並みの冷込み」って見て聞いて書いてたけど、
3月31日、多くの内資企業が年度末とする今日、風が変わる。
北風が春の南風となって海から陸へと吹き込んでくる。
冷え込んでいた暖地には本格的な春をもたらし、
寒さを解しながら、未だ凍てつく大地のてっぺんまで
これからゆっくりと北上していくことだろう。
一昔前までは、春はどちらかというと苦手な季節だった。
キッパリ暑い夏の風と音。
物憂げだけどしめやかな秋の雨。
凛とした空気に引き締まる冬。
けれど、春は?
春にはサカキの花が寂しい思い出を蘇らせる。
春風の色が辛い別れに纏い付いてまわる。
心のどこかに生ぬるい鉛の塊が打ち込まれて
そこからジワジワと細胞一つずつが侵されていくような、
気付いたら身体全体に重石をつけられたような、
「沈み」の感覚を拭いきれないでいるのに、
こちらの重い気持ちとは裏腹に、
自然は木々は草花は輝きをいや増すばかりなんて。。。
そんな感覚を抱く瞬間が多い季節が私にとっての春だった。
いっそのこと厳しくしてよ!
そんな優しげな陽差しも風も私は要らないから!
嫌な感覚を打ち消して自分を誤魔化すためだけに
訳も分からず呟くように呻ったこともあった弱い心。
季節に文句言ってどうなるものでもないのに。
自然の大らかさも厳しさも優しさも目映さも
素直に受け入れられない狭隘な人間と呼んで結構よ!
・・・なんて強がり独り善がりの貧しい心。
そんな腐った一人芝居がいかに馬鹿げたことか、
気付かせてくれたのも香り立つ春の風だったかもしれない。
そんなちっぽけな存在のちっぽけな気の迷いでさえ
「人間生きてりゃいろいろ巡ってくるもんよ」って耳元で囁き
手招いてくれたのも海原を旅してきた春風だったかも知れない。
遙か遠く遠く誰も知らないところで
起き上がり
立ち上がり
動きだし
走る
3月31日、多くの内資企業が年度末とする今日、風が変わる。
北風が春の南風となって海から陸へと吹き込んでくる。
冷え込んでいた暖地には本格的な春をもたらし、
寒さを解しながら、未だ凍てつく大地のてっぺんまで
これからゆっくりと北上していくことだろう。
一昔前までは、春はどちらかというと苦手な季節だった。
キッパリ暑い夏の風と音。
物憂げだけどしめやかな秋の雨。
凛とした空気に引き締まる冬。
けれど、春は?
春にはサカキの花が寂しい思い出を蘇らせる。
春風の色が辛い別れに纏い付いてまわる。
心のどこかに生ぬるい鉛の塊が打ち込まれて
そこからジワジワと細胞一つずつが侵されていくような、
気付いたら身体全体に重石をつけられたような、
「沈み」の感覚を拭いきれないでいるのに、
こちらの重い気持ちとは裏腹に、
自然は木々は草花は輝きをいや増すばかりなんて。。。
そんな感覚を抱く瞬間が多い季節が私にとっての春だった。
いっそのこと厳しくしてよ!
そんな優しげな陽差しも風も私は要らないから!
嫌な感覚を打ち消して自分を誤魔化すためだけに
訳も分からず呟くように呻ったこともあった弱い心。
季節に文句言ってどうなるものでもないのに。
自然の大らかさも厳しさも優しさも目映さも
素直に受け入れられない狭隘な人間と呼んで結構よ!
・・・なんて強がり独り善がりの貧しい心。
そんな腐った一人芝居がいかに馬鹿げたことか、
気付かせてくれたのも香り立つ春の風だったかもしれない。
そんなちっぽけな存在のちっぽけな気の迷いでさえ
「人間生きてりゃいろいろ巡ってくるもんよ」って耳元で囁き
手招いてくれたのも海原を旅してきた春風だったかも知れない。
遙か遠く遠く誰も知らないところで
起き上がり
立ち上がり
動きだし
走る
=*=
スヴニールドゥフィルモンコシェ(HRg白色)国産苗大苗6号鉢植え品 ★
=*=
過去。
返信削除春が来るたびに鬱々としたなんともいえない不安に
さいなまれたりした日々もありました。
誰も気に留めない些細なことでふさぎ込んだり。
もともと、確たる原因がないのだから、解決することもなく。
夏が来ると、急にその気持ちは消えうせて、すっかり忘れ。
また冬の風が変わる頃に顔をもたげてくる。の繰り返しの幾年月。
私も、最近は、いろいろなことに
寛容になってきた気がします。
あ。鈍感になってきたのかも。生きる知恵か。
bloomさん 神妙Namaste/^^
返信削除春って結構微妙な季節だったりするんですよね。
そうそう、「確たる原因」が有るのか無いのか分からない、分からないから益々憂鬱になってしまったり。長いような短いようなトンネルが続く。。。
植物が芽吹く時期に不安定になるように、人間の心も定まらず揺れ動いてしまうのでしょうかね。
寛容って易しいようで難しい心の有り様ですね。
毎度毎度何かある度に自嘲的に思い出す詩のフレーズ
♪心の貧しい女だわ、あ~~~たし~♪