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タイトルrosa rubraは羅語で「赤いバラ」
ガリカ系のRosa rubraのことではございません、念のため。
赤と聞いて(読んで)、思い描く色は十人十色。
濃桃がかった赤、朱色がかった赤、深紅の赤、真紅の赤。
文字通り、色々な赤が存在します。
というわけで・・・・・・・
またまた【羅語のお時間~色の形容詞編】
タイトルrosa rubraは羅語で「赤いバラ」
ガリカ系のRosa rubraのことではございません、念のため。
赤と聞いて(読んで)、思い描く色は十人十色。
濃桃がかった赤、朱色がかった赤、深紅の赤、真紅の赤。
文字通り、色々な赤が存在します。
秋のグルスアンテプリッツ(和名:日光)の赤 |
同じ花でも光の当たり具合でこんな色に写る |
砂岩の赤:容易な形容が見つからない |
ジョゼフ大公、艶姿外花弁の赤 |
というわけで・・・・・・・
またまた【羅語のお時間~色の形容詞編】
今回はちょぽっと文法の話も復習まとめておこうっと。
text(ラテン語のしくみ)48ページに「ラテン語の3大特徴」ってあるです。
1)相手によって形が変わる
これは、数や性別で名詞と形容詞の形が違うよってこと。
2)誰がいつするかで形が変わる
これは、動作をする人や物で動詞の形が変わるってこと。
3)「てにをは」で形が変わる
これは単語のお尻の部分で表現し分けるよってこと。
で、羅語の1)の特徴として、名詞や、それを修飾する形容詞に性別があるのです。
例えばtext52ページ以降に書いてあるように
私の父 pater meus ・・・父paterはmなので「私の」meusもM
私の母 mater mea ・・・母materはfなので「私の」meaもF
父は男、母は女、兄は男、姉は女・・・というように名詞そのもので性別が分かる場合は、男性名詞Mか女性名詞Fかという区別が付けやすいのですが、他の名詞にも男性M、女性Fの別があるのです。さらに、MでもFでもない中性名詞〔NeutralのNで表す〕というのもあるのですよ(例:vinum「葡萄酒」はNですから、私の葡萄酒という場合はvinum meum)。
「私の」という羅語をFMNの順に並べてみると、
meus(M) mea(F) meum(N)
さて、辞書を引く時にはどの単語を引けばよいでしょうか?
楽が使っているThe Bantam New College Latin & English Dictionary[洋書]では、上に書いてある順番で以下のように見出し語が載っています。
☆me・us -a -um
これは、Mがmeus、Fがmea、Nがmeumであるという事を略記してあるのです。多くの形容詞がこのような語尾変化をします(但し、全てにあてはまるわけではない)。単語を辞書で引く時の目安として、当該単語がどの性別で記されているかを考えると、分かりやすいかも、ですね。
というわけで・・・・・・・
【今回の宿題~♪】
以下の単語(形容詞のM)をそれぞれ辞書を引き、辞書の見出し語(上記例)のように記載して意味を調べ、読みをカタカナ表記して下さい。全てのものに共通するテーマは何でしょうか?
1.purpureus
2.flavus
3.viridis
4.aurarius
5.caerul(e)us
6.roseus
7.albulus
8.crudus
9.prasinus
10.puniceus
尚、羅語の時間には宿題提出期限はありません。
やりたくなった時がやり時です。
ゆっくりじっくり羅語と付き合っていきたいと思ってます。
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