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2010-12-28

たった2年と2ヶ月で~♪

そんな歌(演歌?)があったっけね。
誰の持ち歌なのかも、どれくらい巷に流布したのかも知らない歌。
元カレの一人がカラオケ大魔神で、色んな歌を歌ってたんだよね。
あ~んな歌や、こ~んな歌、え?なにそれ?ってな歌も。
で、歌い出しが

♪たった2年と2ヶ月で~別れてしまった~♪

ってフレーズだったことは覚えているんよ。
そん時は、
「男女の仲なんて2年と2ヶ月ももてば長いほうちゃうのん?」
なんて思って聴いてたんよ。

夫婦だって元々他人同士、よく見えるところもあれば、「嫌だなぁ」とか「これだけは許せん!」とかってこともあるんだからさ。付き合ってる時には気づかないことでも、一緒に暮らすようになって見えてくるところもあるわけだし。
政略結婚とかなら話は別だろうけど、付き合うことを決めたのも自分なら、一緒になるのを決めたのも自分。事前に選択の余地はあるわけだよね、肉親関係と違って。

な~にが言いたいんだ!って?
いやさ、お冨さん。
白状しちまいますとね、今日は昨日より暖かいってんで、止めときゃ良いのに、風邪っぴきの身体を押して、また庭遊び三昧しちまったんですよ。
んでもって、どうしても、どうしても~、年内に鉢を引っ繰り返したくなったもんで、バラ専用土もないのに、2つもひっくり返しちまいました。

一つは、秋口にコガネベイベを鉢から10匹以上穿りだした
「ポンパ夫人」(10号スリットポット植え)なんですけどね。
ま、結論から言うと、引っ繰り返して穿って良かったですわ。
ってんで・・・・・
連日の(いつ終わるか分からない)バラ植え替えログ本日分。

○:ローズポンパドゥール(S)1228
ほんとは、10号スリットに植え付けて1年経っていないし、表土をホジホジした感じでは特に問題なしだったので、抜くのを最後まで迷ってたのですが、思いきってやっちゃいました。
根鉢は「うっそ~!」ってくらい回っていて健全その物。
そのまま鉢に戻しても良かったんですけど、やっぱ・・・ね。
白くて太い根っこが土を抱え込むようにホコホコしてましたけど、意を決してまず肩口の土を落としました。コガネベイベが嘗て存在したわりには、意外と根詰まり気味。調子こいて全体を覆っているロサスペをパラパラサラサラと落とし(というか、以前のロサスペはどれもこんな風にサラサラ粒々しているから自然に落ちる)、核心部に迫ろうとしたその時!
一匹のでっかいコガネベイベがコロンと落ちてきました。
(結果的にはその一匹だけだったんっすけどね)
すぐにニームプールへ放り投げ入れ、再び核心部へ。
あれ?
あれれ?
周りのロサスペと融合しているかと思っていたけど・・・
いや~ん!この苗も4号ポットの形が残って固まっている~!
しかも主幹とも思しき太い根っこの周りに繊維質(ピートモス?)の多い土と、じゃりじゃり感のある細かめの鹿沼土(?)等々が固まっていて、とてもじゃないけど直ぐにはほぐせそうにない。

ほぐさずそのまま植え付けるか、
ちょいと荒療治でほぐしてしまうか、
それが問題だ。

周囲の白根の発育具合を見て決断。
解しにかかりました・・・が、意外にこれがほぐしにくいのですわ。カチンコチンの岩みたいな粘土でも、昨日のα苗みたいな砂質コンクリートでもないのだけれど、何て言うか、繊維質が圧されてビッタリ隙間なく固まりました~みたいな。おまけにジャリジャリ薄茶色の粒々を挟んでしまっているから、余計に。

やっぱね、水に浸しちまったですよ。
それで、ある程度は詰まった土が落ちたのですが、如何せん、周りの根が多すぎて中央部への見通し悪し。んでも、コブっぽい感触もそのままにしておけないから、ガンガって注意深く腰をすえました。
結果、手指に触れた癌腫らしきものは、繊維質混じりの土の塊でしたけど、どえりゃあ時間を食って根も傷めてしまったから、念のためバイネキトン液ふりかけ、8号スリットに鉢減らしをして、何とか収まって貰いました。今後、回復基調になったら、鉢増しする予定。

もう一つのバラ(諸事情のためβと称します)についても、
同様に4号ポットガチガチコッチンでしたので、
これも解すのにえらい時間かかってしまいました。
おまけに、太めで固めの根がよじれによじれて蜷局巻(--;

もぉ・・・いや~ん。
こんなんばっかし。
去年の用土替えの根っこの状態よりは全般的にはるかにマシだけど、今回の根っこいじりまくりが今後にどう影響してくるか、ちょいと心配。

でね、思ったんですよ。
育て方によっては、バラって木だから、何十年も生きるわけでしょ?場合によっては人間の一生より長かったりするわけで。
そりゃ、もちろん、地植か鉢植って差は考慮しなきゃいけないでしょうけど、鉢植えでも長いこと育てることは可能なわけですよね。

♪たった2年と2ヶ月で~♪って歌の文句じゃないけど、手元に届いてから花を見ずに逝ってしまったバラ苗も現実にはあるわけですよ。そりゃ、もちろん、病気になったり、根が腐ったり、自分の管理が悪いってのが前提にはあるのでしょうけど、それ以外の原因は考えられないのかしら?なんて思ったりしたんです。

だってね、今月の植え替え作業を振り返ってみて、狭くて土も限られた鉢植えで根を張ろうとするには、根っこは巻いてちゃ伸びないし、折れ曲がっていても苦しいわけでしょ?
況や、石を穿つ根は有り難し。
ガチガチ粘土じゃ身動き取れぬ。
絡まる繊維とキメの細かい砂は息が詰まる。

何度もしつこく書いてしまいますが、
根鉢を崩さずに植え付けられる苗って・・・
苗屋さんから出荷されるまでの間に根鉢の根っこと土の状態が良好な物であれば問題はないのでしょうが、そうでない場合は、確認必須ってことを再認識しております。

β苗の根っこを解しているときに、数年前ツクシイバラの用土替えしたときのことを思い出しました。6号陶器鉢に植えたまま2~3年、でっかいプランターの上に放置していたツクシイバラは、当然の事ながら鉢底穴からでっかいプランターの土に根を張り生長していました。
でっかいプランターから引きはがすのに一苦労、陶器鉢から抜くのに一苦労(結局抜けなくて、陶器鉢を粉々に割りました)。その後、根詰まり状態の根鉢をバケツに浸けて、薄暗い空の下で解した時の寒さ。心も体も、です。幸いバケツの中で土が殆ど落ちてくれたので、今回経験したような大変さはなかったですけれど(現在12号ポットで順調栽培中^^出来れば地植にしたい)。

これから幾とせの月日が流れ、
このブログでログを刻み続けているとしたら、
2010年の12月に半泣きになりながら根を解したバラがどれだけ生き残っているだろう?
そう思ったら、虚しさと寒さが胸に去来してしまった夕暮れ。

ちゃんちゃん。

4 件のコメント:

  1. おはようございます^^
    長いお付き合いができるかなぁと始まったお付き合いでも、
    振り返ってみると「短いお付き合いだった」って言うようなことってありますね。

    特に相手が突然人気者になっちゃったりすると・・・

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  2. みけさん おはよっNamaste/^^

    「おごる平家は久しからず」じゃないですけど、恋愛でもなんでも人の気持ちの高揚感も持続させるってのは至難の業であると思う響子のごろ寝(^^;;
    あぁ・・・そんな気まぐれキャプリシャスな羅雫に「もう飽きちゃった」と捨てられた男達は今頃どうしているかしら~♪
    な~んて、おもいきり冗談書きたくなる今日子のごろ寝っす。

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  3. おはようございます^^

    なんだか。理想と現実って伴わせるにはそれ相応の努力を
    それ相応のタイミングでしなくちゃですよねぇ。
    目標は見えていても、足元がおぼつかない感じでは
    到達どころか、倒れてしまいますよ。

    沢山の苗やさんでお買い物したけれど、
    「もう、ここでは絶対買わない!」って思うお店も多い。
    逆に
    「ここだったら!」って信頼しているお店も。
    ただ、それをみんな口には出さない。

    昔マックでバイトしていた時に、いろんな勉強をしたんです。
    当時はお客様係以上のメンバーには、クレーム対応プログラムとか、色々なことを教えていたんです。
    その時に習って、強く残っていることのひとつに
    「お店に届かないクレームが一番良くない。そういうクレームを出さないように、常に最高の対応をしなさい」っていうのがあったんです。
    オープンにクレームを言ってくれるお客も大事なんですが
    何も言わず、「もう買わないから、いいや」っていう
    寡黙なクレームに注意を払いなさい・・って。

    私も、野菜の出荷をしていたりして、思うことがあり。
    どのお店にも通じることだな~って
    最近噛み締めてます。

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  4. bloomさん 夕方のNamaste/^^

    おっさる通りでございまするよ。
    高みを目指そうとする者、足元(土台)をしっかり固めなければ、到底になってしまうかもしれませんよね。
    植物で言えば、根張り=粘りが大事。

    「お店に届かないクレーム」「寡黙なクレーム」・・・客商売をやっている上では肝腎な部分でしょうねぇ。
    あからさまに声を大にして言う場合は、意外に根が深くないことが多いですからね。
    「面倒くさいし、あそこのお店はもう利用しないから、言うのももどかしい」って事ですものね。
    それは、客商売だけに止まらない話だと思いますよ。
    謂わぬが花じゃなくて、謂われるうちが花。
    寡黙さは、無関心の裏返しでもあり。

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