母の手紙とerichacoさんからのDMで

数日前、母から手紙が届いた。
何事か？と恐る恐る開封すると、
電話で事足りる内容が便箋3枚に亘って書かれていた。
ま、たまには手紙も良いけどね。

実家の庭にクイーンエリザベスをくれた母の友人Kさんについて書いてあったことから、つらつらと「そう言えば」と思い出した事がある。

･･･今年5月の楽庭を切り取って･･･
スイートチャリオット、デヴォニエンシス、Qドリー

Ｋさんからクイーンエリザベスと思われるバラ苗を貰ってから庭に植え付けたけれど、一度は枯れたと母は言っていた。挿し穂も確保していたらしく、うまく発根して、それが現在母の庭中央にそびえ立っているバラだ。
昨年末から今年正月にかけて帰省した際、クイーンエリザベスの剪定をして、切った枝を他のバラの切り枝とともに、そこら辺に転がっている低めの駄温鉢に挿しておいた。数打ちゃ当たるダメもと精神を発揮して。
今年5月に再訪したときに確認すると、十中八九の確率で発根し、一部の鉢では挿し穂から出た根が互いに絡み合うほどに根が伸びていた。一つ鉢上げして叔母に渡して貰った。叔母は持ち帰ると直ぐに地植えしたらしい。母からの伝聞だが、スクスクと生長していると。

･･･天を仰ぐバラの蕾達･･･
ルージュピエールドゥロンサール

先月帰省したときに残りの挿し穂も鉢上げし、一部は地植えに出来る程の苗になっていた。ポットに鉢上げしたのが生長したら、ご近所のバラ好きさんにプレゼントするように伝えておいた。

それにしても、どうしてこんなに発根する確率が高いのだろう？挿し穂を突き立てた鉢は、以前他の植物(恐らく蘭の類)が植えられていたもの。植物が枯れた後放置されていたものばかりだ。
しかし、挿すときの手応えが違った。
何がどう違うのか、上手く表現できないが、
自分の庭で挿すときの感触とは何か違う。
挿し穂の水あげもしてないし、発根促進剤も付けてないのだ。
ただ、切った枝をブスッと挿しただけ。

先だって、みけさんからのコメントに対して（ココで）「実家で何気なく挿していたらすっごい発根状況になっていた土が赤玉土と鹿沼土混合みたいな感じでした」と書いているが、鹿沼土とも違う種類の土だったなぁ･･･と頭の隅に引っ掛かっていた。
というのも、先月鹿沼土を入手して挿し床を自分なりに拵えてみたのだが、なんとなく感触が異なるのだ。もっとスカスカシャリシャリした感じの土粒。

･･･新苗で咲かせた春の日･･･
ソフィーズパーペチュアル。奥はパープルペイヴメント

なんだろな～、なんだったんだろな～
そんな折りもおり、IRL海員のerichacoさんからDMが届いた。

赤玉の代わりに日向土もいいですよ。ウチの方は湿度高いので通気性を良くしたくて･･･赤玉より乾きやすい気がします。

ぬぉおお！
そうか！
日向土(ボラ土と同じ？)ってったら、
蘭の栽培や盆栽に使う多孔質の土ぢゃんよ～！
一時期、母が君子蘭にハマって(未だ育てているけど)、実家のヴェランダにズラリと君子蘭の鉢が並べてあったっけ･･･。
母ちゃんがほったらかしにしていた鉢土は、見た感じ水はけ良さそうだったし、実際に水をやっても表土の乾きが早かったから、挿し木用に良いかもと思ったんだ。

というわけで・・・
みけさんのコメント返しを、ここで訂正。
実家挿し穂用土は「赤玉土+日向土」主体でありんす。

＊＊＊

以前、頂戴したユーフラテスが一気に枯れ混んだとき（記事はココ）、一縷の望みを託して軽石主体の極々水はけの良い土で植え替えたことがあった（結局、今夏の猛暑に耐えきれず、ユーフラテスは枯死させてしまったww）。水がバラに決定的なダメージを与えることを思い知らされた経験だった。
他のバラでも、雨に当たり続ける鉢植えのバラの場合、軒下のバラと比べると根腐れの進行度合いが違ってくる。昨年の経験をもとに、今年の植え替えに使う用土は、水持ちよりも水はけを重視した方がよいのでは？と考えていた。
根腐れ防止にミリオンを少々混ぜたりしているが、軒外に置くバラの用土には日向土を配合してみよう！と思い立ち、植え替え作業を中断して、近くの園芸店へ出かけたが手に入れられなかった。西方では手に入りやすい日向土だけど、東方では扱ってる園芸店が少ないかも。
あ・・・ボラ土だったら、あったかも？

erichacoさん、
楽趣味にとってタイムリーな情報、ありがとうございました！



日向土については
・緑の情報コーナー　土のおはなし「日向土」
・ほぼ日刊イトイ新聞2006年05
などに情報あり。

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実家でリヴェンジしてみるかな＾＾

（＾＾）