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2010-12-09

Stray Birds

Rabindranat Tagore(Robindronath Thakur)
7 May 1861生 – 7 August 1941没
ラビンドラナート・タゴールと表記されるが
ベンガル語読みではロビンドロナト・タクル。
1913年にノーベル文学賞を受賞したインド人。
母Sarada Deviはロビンドロナトが14歳の時に逝去。



tree of sorrow 夜に香る悲しみの木の記事で
ロビンドロナトの詩(うた)に登場するインド夜香木は
ベンガル語のSiuliと書いたところ、
ある人が「タゴールが母の薫と唱った花」と教えくれた。

なんて素敵な表現なのだろう。
なんて素敵な人なのだろう。
嗚呼・・・



Jana Gana Manaココに記述されているように
元々ロビンドロナトがベンガル語で書いた5連詩。
その第一連がインドの国歌として歌われている。
Wikipedia日本語版には
以下のようなDevanagari表記の詩が掲載されている。


जन गण मन अधिनायक जय हे
भारत भाग्य विधाता
पंजाब सिंधु गुजरात मराठा
द्राविड उत्कल वंग
विंध्य हिमाचल यमुना गंगा
उच्छल जलधि तरंग
तव शुभ नामे जागे
तव शुभ आशिष मागे
गाहे तव जय गाथा
जन गण मंगल दायक जय हे
भारत भाग्य विधाता
जय हे जय हे जय हे
जय जय जय जय हे



〔NLKtransliteration & English translation〕

"It was first sung at the Calcutta Session of the Indian National Congress on 27 December 1911. Jana Gana Mana was officially adopted by the Constituent Assembly as the Indian national anthem on January 24, 1950."


〔Full Version〕
Lata Mangeshkarのネックレス・・・^^
サフラン色は勇気:ヒンドゥー教
緑色は公平:イスラム教
白地にチャクラが両者をつなぐ



手にとって読んでみたくなった。






母さんをぼくは思い出せない
だけどアッシン月の朝早く
シウリの花咲くしげみに
朝つゆをふくんだ風がふき
花の香りがただよってくる
するとなぜか
母さんのことが心にうかぶよ
いつの日か母さんが
その花かごをもってきて
朝のお祈りをされていて
それで母さんの匂いになったのかしら

〔タゴール詩集(内山眞理子訳)より〕


嗚呼・・・

4 件のコメント:

  1. 優しい歌ですね。ほんと、短い言葉の一つ一つに
    お母さんを想う気持ちが感じられます。
    育ち行く子供達と接する毎日。
    イライラする日あり。反省する日あり。
    この詩・・・心に留めておきます。
    他の詩や文章も読んでみたくなりますね。

    素敵な文章を書く方の言の葉。
    そのままの文で感じることが出来る楽さん、
    素敵なことをいっぱい教えてくれてありがと~♪

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  2. おはようございます。
    最近は言葉もはやりすたりになりすぎて、本来持っている温かさとか「言霊」が失われつつありますよねぇ。

    何かの折にこういう優しさや温かさがしみいるような言葉を使った文章に出会うと、ホッとすることが多くなったと思う今日この頃ですわ。

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  3. bloomさん Namaste/^^

    ロビンドロナトも言霊師(グル)
    優しくて温かくて心が洗われます。

    そのままの文で感じることが出来るのかどうかは怪しいですけれど、たくさんの素敵な言の葉に出会いたいという気持ちはいっぱ~い持ってま~す。

    ロビンドロナトは絵も描いてるのですが、これがまた哀切漂うというか、描く人がそのまま表現されているというか、美しいものばかりです。

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  4. みけさん 今朝は冬コルカタの朝を思わせる朝でした~のNamaste/^^

    たとえ発したものがネット上で形取られた文字であろうと、
    口をついて出てきた言葉であろうと、
    手書きの文字であろうと、
    時に戯れ心が入っていようと、
    どこかしら、発した人を為しているというふうに感じます。

    インド国歌とされているJana gana manaの歌詞には賛否両論もありますが、ロビンドロが紡ぎ出した言葉と音が一体化したものを耳にするたび、初めてインドでJana gana manaをたくさんの人と唱和したときのことを思い出し、なぜか心が潤んでしまいます。

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