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2011-01-03

「用土は根っこの住居です」

先月下旬、畳みかけるように連投したバラ栽培(用土替え)ログ。
一喜一憂の連日で、ログを刻むたびに「な~にやってたんだか・・・」って気分は俯き加減になったりもしたけれど、ほぼ同時期に植え替えを強行したバラ以外の植物も、その後順調に生育しているところをみると、身体も心もしんどかった分、やって良かったかも...と思う。
用土替えをしたバラの調子の善し悪しについては、もう少し経過観察する時間が必要だろうけれど、今のところ限定で見る限り、何とはなしに回復基調のバラが少なくないような気がする。ま、ついこの間のことだから、順次経過報告兼ねて栽培ログは忘れないようにしないといけない。



連日の飽くなきしつこさだった用土替えログにもかかわらず、IRL海員さんからさまざまなコメントを頂き、一緒に喜んで貰ったり、一緒に残念がって貰ったり、バラにも励ましを貰ったりして、とっても有り難く感じていた。

ぢつは・・・
この間、育成苗の情況や用土に関して、コメントの投稿という形ではなかったけれど、何人かのIRL海員さんからダイレクトメッセージをも頂戴していた。
そこには、さまざまな地域や環境でのバラ栽培をされている方の、現実に即した貴重な情報が鏤められていた。それをすべてここに記載するのは憚られることだが、同じようにバラが好きで栽培に工夫を凝らす日々を過ごされてる海員さんたちからの有益な情報をログとして残そうと考えた。



北国にお住まいのmemさんからは大和肥料(株)のHPを教えて貰った。
このHPで楽趣味が最初に注目したのが商品一覧トップの『ヒューマスエナジィ』という商品。楽のアンテナにロサ電波(んなもんは、実際には存在しませんぐぁ^^)を飛ばしてきたキーワードは腐植酸。
*尚、同社特殊肥料に『ニームエナジィ』というのもあり、該当商品ページの成分分析量にCN比が記載されているのにも好感を持った。CN比については後日どこかで記載予定。

なぜなら、erichacoさんから、腐植酸を多く含むとされる特殊土壌改良材『アメンダー』についての情報をほぼ同時期に頂いたからだ。
マルチング剤とうたってある資材のようだが、特にそれとこだわらずに土表に撒いたり用土に混ぜて使うというやり方もあるかも知れない。

ところで、腐植酸って何?
何やら、楽の「大得意分野」のタームらしいから詳細は省くが、以下のページ等でしっかり学んでくれたまへ(^^;任せたぞ!
日本腐植物質学会(兼国際腐植物質学会日本支部)
フミンサン(腐植酸)
腐植
北海道産ピートモス~良質な天然の腐植酸(有機質フミン酸)を含有~
腐植酸資材の添加による堆肥のpH調整とアンモニアガスの揮散抑制

一言で言えば、土壌を団粒化させる物質。
要するに、自然界の循環の中で行われている還元される有機物ってことみたい。
森の中の土はふかふかしてるしょ?それはね、堆積した落ち葉や枯葉(リター)や動物や昆虫の糞尿やら死骸を土壌微生物が分解してくれるからなんだよ。自然の還元だね!〔って、何故、ここだけ語調が変わる?^^〕

ここいらへんの羅雫森関連記事は、
窒素循環 Nitrogen Cycle
「世界一」王冠を二つ戴く酵素
危険な酸素、有害な強光
植物が葉を落とす時

ま、要するにagain、植物の生長に必要なのは肥料だけど、肥料は土の栄養にはならんワケだね。土に必要な栄養というかエサ(土中微生物に必要な栄養というべきか)は堆肥なわけだ。
微生物には植物に悪さをするのと植物(根)の成長を助けるのとが混在してるけれど、微生物の種類が増えれば増える程、有害微生物による植物の病害が減るのだそうな。多様性の勝利ってことでせうかね。

erichacoさんがアメマーならぬ「アメンダー」をお庭に導入されたそうなので、使用前使用後のご報告があることをキボンヌして、楽趣味は楽趣味でお二人とはちぃと異なる土の団粒化資材導入に踏み切りましたでありる。
それが、コレ!

送料がかかってしまうのがチト辛いが。
・・・ってんで、ぬひひひ(^m^)バラ苗も同梱で注文してみた^^
去年惚れて欲しくなったダブデラとか・・・^^
どんな苗が届くか楽しみにして松貴公子^^v



先日紹介した『用土と肥料の選び方・使い方大判』-コンテナ編-によると、土の量が限られている鉢植えの場合は、「畑以上に酸素が十分に供給される用土」が求められる。参考までに以下引用。
日当たりがよく肥料分や水分が十分にあっても、根の活力が低下してしまっては、養水分を吸収できず地上部もよく育ちません。
また、未熟堆肥や未熟な有機質肥料は、有害微生物や有害物質が狭い住居に蔓延するので畑以上に厳禁です。堆肥は腐熟したふかふか堆肥に限ります。



掲載画像はすべて昨年撮影。
・ボルデュールローズ(F)

・レディーエマハミルトン(ER)

・エドガードガ

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