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2011-02-28

春の女神 Persephone

しとしと雨です。雪交じりで寒いけど。
春を迎える雨です。冷たくて吐く息が白くなるけど。
昨日はプルオーヴァーにセーターにウインドブレーカーで作業してたら、むっつぁ汗かいたくらいの気候だったのになぁ~。



2/22記事掲載した「あおい」の株元から出てきた芽が、
頼りなげではあるけれど、
チョポッと伸びてますでしょ?(2/27撮影)

他のバラ達も次々に目覚め(寝てないのも幾つかある^^)
ちょっとずつ賑やかになってきてるのに、
この寒さのぶり返しと暗さだもんなぁ・・・^^

ギリシャ神話で春の女神と言えばペルセポネPersephone
春っていうくらいだから、明るく清々しいかと言うと、さにあらず。
水仙を摘んでいたペルセポネは、冥界の王ハーデースに見初められ略奪されてしまい、すったもんだの挙げ句、ハーデースが差し出したザクロの実を何粒か食べちゃったから、神々の掟に触れて、食べたザクロの実の割合分、1年のうち半分以上を冥界で暮らすことになっちゃったっていう、ちょっと暗めな印象の女神なんです。

ペルセポネが冥界から地上界へ戻る時期には、豊穣の母女神(デーメーテール)の悦びが地上に満ちあふれ、季節は芽吹きの春を迎えるそうな。
だから、春の女神とされてるんですね~。

イギリスの画家ウォーターハウスJ. W. Waterhouse(←Wikipedia Englishでは年代順に作品画像が並んでいるです)の作品にはRobert Herrick (1591-1674)って詩人の‘Gather ye rosebuds while ye may’「薔薇の蕾は摘める時に摘め」(とでも訳せるかしら?)で始まる詩を題材にしたような絵画(gather ye rosebuds)があって、花摘む乙女はペルセポネをイメージしているらしいです。ウォーターハウス他の作品でもペルセポネを意識している感じに見えます。


ギリシャ神話に登場する女性名を冠したバラは幾つかあるでしょ?


オフィーリア、とか


ペネロペ、とか


アフロディーテ、とか...。

ペルセポネって名前の付けられたバラってあるのかしら?


アフロディーテ(ギリシャ語音表記だとアプロディーテ?)と言えば、アドーニス(自分よりも美しいと評判を聞きつけた美の女神アフロディーテの怒りを買って父王を愛したため故郷を追われた美しい女性ミュラーが没薬の木に姿を変えられ、そこから生まれたとされる絶世の美少年)に恋をする話は有名ですが、ペルセポネはアドーニスを養育し、アフロディーテと同じようにアドーニスに恋をしてしまうんですね。で、二女神が神々の裁判所みたいなところで、一人の美少年をめぐって訴訟を起こすわけです。審判の結果、期間を決めて交代でアドーニスと過ごすことになるんだけど、互いに夫や恋人のある身で、ま、所謂不倫をしているわけで、ある時ペルセポネがアフロディーテの不倫をチクっちゃうんですね。それで、アドーニスは怒りの猪に化身した神様が突進してきて死んじゃう。美人(美少年?)薄命ってこと。

アドーニスの流した血からアネモネが生まれ、
その死を悲しんだアフロディーテの涙が白バラを赤バラに変えた、
ってなことも神様世界のお話だそうです。
アドーニスの母ちゃんがミルラってのも意味深ですけど^^




ニュードーンの鉢から2年がかりで発生した何か(^^;
何だろう?
植えた覚えも種を播いた覚えもないんですけど・・・
鳥さんの落とし物?

2年がかりと言えば・・・
pierreさんちで、クレマチスの発芽率100%達成だそうです^^
おめでと~ございます~\(^0^)/

んでも、全部順調に生育したら、クレマチスだらけ?(^^;
※因みに、10粒一組あと1名様分ありますけど・・・どなたか?※

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