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2011-04-20

なんのために、だれのために

名前も植えたことも忘れていたチューリップが少しずつ開花。


去年も咲いたのだろうけど、蘂までは見ていなかった。


乳白色の生地に少し紫、少し黄色が混じります。


アンジェラの葉に照手桃の花びら一枚。


これはどんないでたちになるのかな?


庭の植物から毎日元気をもらいます。
どんな僅かな変化も生長の証。
虫に食われることも生きていることの証。
病気になるのも生きていることの証。

チューリップの花言葉は、総じて「愛」
花色によって花言葉も違ってくるそうです。

チューリップは、お日様が燦々と降り注ぐときにはカップを広げます。
お日様が沈む前にカップを閉じて眠りに付く準備をします。
バラの花も時に夕方花弁がつぼんだりすることもあります。

そうやって、着実に「今」を過ごし、同じ時を歩んでくれている。
植物は「生きること」に無心だから。


連日報道される原発事故現場で命を賭すように復旧作業に当たる人たち。
作業環境が良くないことは、以前どこかのメディアで目にしました。
でも、それは、震災直後の混乱やドサクサで生じたことであって、被災後1ヶ月以上も経ったのだし、万端整うまではいかなくても、少しは改善されているのではないかと勝手に思い込んでいました。毎日のように汚染水の水位が上がったの下がったの、農産物水産物の出荷制限がどうなったの、そのような報道は多く目にするものの、現場作業環境や現況についての詳らかな報道は殆ど聞こえて来ませんし、目にする機会も決して多くは無かったと思います。

作業員のストレス対策必要 原発で産業医が聞き取りを読んで唖然としました。一体関係当局は何をしているのでしょうか?先日、首相自身がJヴィレッジを訪問し、官房長官も福島入りしているのに、現実が見えていないのでしょうか?見ようとしないのでしょうか?今この時に見ない・言わない・動かないを決め込む(としか私には写らない)国の中枢の感性を頭ごなしに疑ってしまいます。

世界の国と地域と機関から多くの救援活動を受けているにもかかわらず、非被災地にいる人は殆ど知ることができません。
先日、仙台空港が被災からほぼ1ヵ月で再開にこぎつけたというニュースが流れていましたが、その復旧作業にどんな人たちの手が関わっていたのか、具体的なことは報じられなかったと記憶しています。

「静かに」Quietly

という一語が実に印象的なThe New York Timesの記事



「諦めない」Never give up

諦めない捜索に感謝の声 インド隊が見つけてくれた


海外からの支援は数知れず。
世界へ向けて「絆」と題された感謝の言葉が発信されました。
「まさかの友は真の友」という一文が添えられたとか。
真の友には帰るべき国があり行うべき事があります。


「もっと強くあって欲しい」というJICA理事長の一言
その重みが分かるか? 菅直人よ。


以前、旅の途中で気仙沼を通過しました。
そのときは、鳴砂で知られる大島のことは知りませんでした。
気仙沼大島はこんな島

その大島での復旧活動・支援活動を終え、
米軍は元のところへ戻っていきました。

Oshima Recovery

このYoutubeを観なくても、現地の人は知っているはずです。
誰がどんな手を差し伸べてくれたのか。

4 件のコメント:

  1. 今回の震災とそれに伴う原発事故。
    誰かほかの人あるいは政党が舵を取ったからと言ってうまく治められたかどうかは未知数である事は言うまでもありません。
    が、現状が歯がゆくてなりません。
    なぜこんなにも時間がたっているのに、政府は現状把握さえうまくできないのか。
    住民が残っているうちに、地元の医療機関をクローズしてしまったらどうなるのか・・・・
    ちょっと考えりゃわかるような事を考えてやっているのか、考えもしなかったのか・・・
    何よりトップのすることがはなはだ頼りない・・・
    首相はどこへ行くにも、「そこで何を得てくるべきなのか」という目的意識と、「自分がそこへ行ったらどうなるのか」と言う配慮が足らない。
    だから何をやってもただのパフォーマンスに終わってしまうのではないのでしょうか。
    Jヴィレッジで自衛官を激励・・・いったい彼らの何を理解して激励をしたのでしょう。
    そもそも事故翌日の原発訪問で、いったい何を得てきたというのでしょう。
    問い詰められるといいわけしかしない。そんな国会討論に辟易とする今日この頃でございます。

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  2. みけさんのコメント、一文一文頷きながら読みました。
    「歯がゆい」・・・まさに書いて字のごとく。
    家族を亡くし、故郷を離れ、不安な日々、慟哭の日々を送る人がいる。
    更には、そうした苦難と苦境のなかで原発事故現場で作業にあたる人がいる。そして、謂れのない差別を受け、心に傷を負う人もいる。
    許しがたいことです。

    未曾有の大災害に加え、最低最悪な人災、更に最低最悪な舵取り。
    緒方さんのいう「強くある」ということを、字面だけでなく、深いところで理解できないでしょうね、菅さんは。
    今この時に保身だの利権だの・・・そんなことしか考えられない輩には、
    恥を知れ!といいたいです。
    情けなくて、イライラが募ります。
    国の中枢にあって指示を出す人こそ、何が出来るのか、何をやるべきか、何をしてはいけないのか、短時日のうちにキッチリ明らかにした上で、実行すべきでしょう。

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  3. ちょっと見てみてNamaste~

    Ustream/softbankで孫社長のスピーチが公開されています。(masason @ Twitter)すばらしいスピーチ、私が胸の中でもやもやと考えていたことに見事に道筋を立ててくれました!

    古い原発を暫時停止し、クリーンエネルギーに代替させていく。今後塩害に悩むであろう被災地に太陽光発電の壮大な基地を建てて、雇用も促進する!ソーラー発電の問題点もほんの少しの努力で改善!

    口だけでなくそのためにまたまた財団まで作ってしまった孫さん。もう、孫さんが首相になってくれ~

    それにしても参加していた議員どものなんともいえない意見の数々、どよよ~んです。

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  4. Jamilさん Namaste/^^

    先ほどやっと見終りました。PDFを読み込んでいたら、急に重くなってしまい、時間がかかってしまいました。
    最後の5分位は、飛ばそうかとも思いましたが・・・
    いやはや、相変わらずのセンセー方の「俺が」「私が」な自己顕示欲満タンなだけで中身の薄っぺらさに、久しぶりに腹の底が気持ち悪くなりました(でも、笑っちゃったけど^^)

    ソーラーベルト構想は素晴らしいアイディアですね。
    原発で作られるエネルギーが安いなんて、いったい誰が言い出したのか(って、分かってるけど^^)。

    同じように大気中に撒き散らされ海洋に拡散された放射性物質を吸着させるテクノロジーの開発推進に取り組んでくれる人はオランダか~?

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