晴れ間も消えて、湿度が高くなり、小雨降りだす月曜の夕。
その年の梅雨を男性的とか女性的とする表現を最近は耳にしない。
気象状況を性別で表現するのは性差別に繋がるかららしい。
激しく降って時に晴れ間ってのが男性的?
しとしとと弱い雨が長く続くのが女性的?
う~ん、よく分からないけど、男女の気質って、二分法でサッパリ分類できるほど単純じゃないでしょ?他に表現しようという発想はなかったのかしらね。同じ気象状況はないのだから、どんな梅雨って、ある程度の傾向や特徴は掴めても、一概に言えるものではないだろうし、ね。
クイーンオブスウェーデンの蕾
口にしてしまった言葉は取り返すことは出来ない。
夜中に書いた手紙は直ぐに封をせず、朝読み返してから「それでいいのか?」と一度問うてから投函するかどうか決めたほうが良いってなことをイギリスの随筆家だったか誰かの文章で読んだことがある。そこには、読み手が1人という認識の下で書くから、思い込みが激しくなったり、独りよがりになったりすることを出来るだけ避けようとする知恵があるのではないかと思った。
ほとばしる感情を制御できず思いの丈をツラツラと綴る恋文(いまどきこんな言葉も死語だろうが)の場合は、特に突っ走りがちだから。抑制するということの難しい領域なのだから尚更そうなのかも。読み手が複数になるってこと、考えて書かないもの。私信だし。
今は手紙を書く代わりにE-mailで済ますことが殆ど。
手紙を書くなんて行為は皆無に等しい。
ネットの世界では、顔見知りであれ、顔も知らない相手であれ、特定、不特定を問わず、いきおいやりとりをすることになる。そこでは、1対1のやりとりよりも、1対多、多対多のやりとりになることが多い・・・かな?
サンレモの蕾
起きてしまったことはもとに戻すことは出来ない。
正確な情報を引き出し、或いは探り出し、現実をきちんと把握するよう努め、起きてしまった事態の収束にあたるべきだろう。
福島の原発事故発生後、当局側の情報操作や隠蔽等によって正しい情報が明らかにされず、疑心暗鬼状態がずっと続いている。
現実の放射能汚染がどのような状態なのか、どう変化していってるのかについて、さまざまな人が、専門家もそうでない人も含め工夫して情報を共有したり伝達したりしようとしている。
国や東電には任せておけないからだ。
信用できないからだ。
ここのところ、「認めたくない」という気持ちと、「現実をシッカリ見据えて受け入れるべきだ」という気持ちがずっと交錯していた。誰の言うことを信じ、どの数値を把握すればよいか分からなかったからだ。
ガイガーカウンターを入手して自分の身の回りの線量を測ってみれば一目瞭然、答えは簡単に出せるはずだ(現実には入手できていないけれど)。
しかし、もう「認めたくない」なんて子どもじみたことを首からぶら下げ続ける情況じゃないことは火を見るより明らかだろう。腹をくくれよ、自分。元の世界には戻れないのだから。
放射能汚染マップを作成し続ける地質学者早川由紀夫さんのブログコメントを読んで驚いた。汚染マップの存在が「不要に不安を煽り、住む人々を恐怖に陥れる非常に残酷なものとなっている」と受け止められかねない発信があったと。
いや、もう、現実を直視しなければ!と自分に言い聞かせるべき弾丸的な衝撃を受けた。分かっていたつもりが、分かっていなかった自分がハッキリ見えた。
測ってガイガー!というサイトに線量測定リクエストが刻一刻と積み上げられていくのは何故だか考えたら分かるだろう?
みんな知りたいんだよ。
どれくらい汚染されているのかを。
目の前に突きつけて腹をくくろうとしているんじゃないのかな。
逃れられない。
受け入れなければならない。
その上で、どうするか、どう動くか、だ。
「臭いものに蓋をする」
だめだ!だめだ!だめだ!
もともと臭いもない相手だもの。
目にも見えない相手だもの。
県別ガイガーカウンターまとめ
皇居で目にした何だか分からないけど竹みたいな葉っぱの植物。
蔓を伸ばして絡み付いているのは朝鮮朝顔?
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