それは、ホソオビ、ケムシ、コガネムシ。
どれもバラや草花を食害する虫。
時々ブィ~ンブィブィと偉そうな羽音をたてて、ハナムグリが飛来する楽庭。今日もブィッブブィブィっ!と飛んで来たので、平手打ちして地面に叩きつけようとしたけど、逃げられちまった哀しみに。
ま、そんな草食系の虫たちを捕食してくれる(筈)の肉食系昆虫として、今年はやたらにムシヒキアブを目にする機会が多いし、ひょっとこして草むらにこないだのびきたんびっきぃ(ガマガエル)が未だ潜んでくれているかもしれないし、ニームは撒布できないけど、狭い庭生態系の中で宜しくやってくれたら、これほど
あ、そいえば、1ヶ月ほど前見かけた、小さな鎌足の赤ちゃんはどうしたんだろう?
そんなことを思いながら、午前中庭で遊ぼうとしたところ・・・
「あっ!」
昨日小さな蕾だった月月粉(ユェユェフェン)が咲いてる・・・
「あ、あああっ!」
にゃんと!
コガネムシ(マメコガネ)がむしゃむしゃ食事しとるやないけ~!
「おっ!」
傍らで息を潜めるようにアンドレじっと見つめているのはっ?
青年となった鎌足やないけ~!
ゆっくりゆっくり枝を上ろうとする青年鎌足。
その動きは、じれったいほどトロクシャ~。
よっぽど捕まえてヒメとキスさせようかと思ったけど、
こちらの動きで鎌足が葉陰に逃げ隠れるかもしれないから、やんぴ。
もう少し!
あとちょっと!
ほら、あと1cmで手(足?)が届くぞ、ヒメに!
あ、いや、手出しするんじゃなくて、口出しするのか?
その次の瞬間!
行った~~~~~~!!!パシっ!
捕獲~~~~~~~~!!
♪一陣の風吹き抜けて~♪
タジタジ?
敗戦の将、兵を語らずかぁ~~?!
え? 頭抱えるようにして逃げるなよ~!ー>鎌足。
ヒメに一撃は与えたのか?
ヒメの向きが180度変わってはいるぞ。
しか~し、この後、鎌足は葉陰に隠れてしまい、ヒメはと言えば、まるで何事もなかったかのようにユェユェフェンの花に留まったまま動かない。
ん?
「な~んだいくじなし~!」
と思った鎌足だったけど、何やらヒメの動きがおかしい。
そこで、楽趣味が手で地面に払い落とすと、
ちょいとおぼつかなげな足取りでフラフラ右往左往するヒメ。
あとは野となれ巨人のサンダル。。。
・・・しようと思ったら
しぶとく隙間に入り込もうとするヒメ。
巨人のサンダルは届かない場所。
仕方なく、巨岩を転がして南無阿弥陀仏。
結果的には失敗に終わったとはいえ、まるで義経の八艘飛びを思わせるかのような俊敏な飛び掛りは素晴らしいものだった。
それにしても、風神のきまぐれか?
あの同時多発的な風は一体なんだったのだろうか?
これを教訓に、更に精進を積めよという思し召しだったのか?
なんにせよ、次の狩には是非とも成功してもらいたいと願い奉り候。
ヒメコガネじゃなくて、マメコガネでしょ?
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