復興担当相が辞任を表明。
就任から、たったの9日間で。
報道などを見ていると、さもありなんという意見が大多数のようだが、このドタバタ顛末に、胸に異物がつっかえたような違和感を覚えるのは何故だろう?
任命責任とやらで野党からの突き上げ追求を喰らうから辞任?
いや、首相には一刻も早く退陣せよと言っていた人だ。
そんなことは考えていなかったのではなかろうか。
次の復興大臣を決めるのに悠長なことはやっていられないはず。
それに、大臣の交代には確か天皇からの認証任命式が執行されるはず。
復興担当相だよ?一刻の猶予も許されないポジションじゃないの?
「助けない」という言葉だけが浮き彫りにされた感じ。言葉遣いやら態度やらも批判を浴びたようだけど、決して「助けない」とは考えていなかっただろう。
多くの犠牲者を出し甚大な被害に遭った地方自治体の首長相手だし、どうすればスピーディで確実で持続可能で将来無駄が出ないような復興案を練り上げていくべきだという考えから、マスコミの前でああいった表現になったのでは?って見方は、甘すぎるのかしら?
言い方がまずかった?
それもあるかもしれないが、口だけの「頑張りましょう」と言うのとは質が違うように動画を見て思った。
言葉遣いの問題だというのなら、それは批判されても仕方ないところはあろう。だが、いっとき「ございます」を繰り返し、何に対しても「ございます」だらけの慇懃無礼で、真実を知っていながら国民に本当のことを告げなかった官房長官の上滑りっぽい口調よりかは何ぼかマシだと感じた私は、思いやりがなく被災地の事や被災者のことを考えていない非情な人間で偏執的と捉えられてもおかしくない?
いえ、ね、確かに言葉自体は荒っぽかったですよ。
釈明会見でも「要らぬこと」まで喋ってると思いますよ。
けど、復興のために地方自治体とどうタッグを組んで策を講じようという下りの内容は、「問題発言」視されるようなことではなかったと思うんだけどなぁ。
時として、「現場」で指揮を執り「段取りを組む」際には、ああいった場面の展開になることがある。そりゃあ、「現場って言ったってねぇ、TPOを弁えなよ!」って言われれば、「あ、そうですね」としか返答のしようがないが、それが取材陣とメディアのカメラが入ったところで行われたってことは、復興担当相なりの過剰な悪ガキパフォーマンスだったんでない?・・・これも、おかしな感覚なんでしょうかね?
辞任表明せずに、それこそ「頑張」って意地を見せて、
やるべき「仕事」をして欲しかったなぁ。
そのことで、批判を跳ね返しても良かったんじゃない?
「どや?!」
こんにちは
返信削除楽趣味さんのおっしゃりたいことは分かります。
分かるんですが、私はやはりあの方は大臣には向かないと思いましたね。
そもそも防災担当大臣をしていた時からなーんにもやってないですよね。
復興大臣に就いたのも、本業で儲けるための復興利権が目当てだったんじゃないでしょうか?
いずれにせよ人材が圧倒的に不足している@与党のは間違いないですね。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2366
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/07/post-daa8.html
dharmaさん 今日も暑いっす~なこんにちNamaste/
返信削除ご指摘有難うございます。
なるほど。キンピラ組長(^^;然とした雰囲気という揶揄の背景はそういうところに由来していたのですね。
復興利権云々という話は、当然どこかに渦巻いてはいたでしょうね。確かに大臣の器ではない人物だと言えるでしょう。
それらの点に関しては、異議はありませんし、dharmaさんのおっしゃることもわかります。
彼の言葉遣いやら態度やらは決して誉められたものではないですが、なんというか、、、きれいごとじゃなく、小手先だけでもなく、当たり障りの無い表現でもなく、非常事態に求められるものが何なのかをあからさまにしようとした方向性というか、そういったものは、あってしかるべきなのではないかしら?と思うのですよ。
それが、「頑張れや!」でも「頑張ろう!」でもなく、「しっかりやれ!」といった表現になるというのは、どこかしら芯をうがっているような気がしました。
圧倒的な人材不足@与党・・・確かに。
政権交代する直前の現野党執行部と相通じるものがありますね。
数は少なくても、まともに真面目に仕事してる人もいらっさるようですが、そういった人材は埋もれたままにならないようにして欲しいものです。