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2011-08-11

【更新用】根頭がん腫罹病苗一覧

★20110811:パピーデルバールの報告を追記しました。
★20110808:和音の報告を追記しました。


楽庭根頭がんしゅ病crown gall情報 2011〔2011-1-8作成〕って記事で列挙した以下の根頭がん腫罹病株の現況を再整理。

2009年末に確認したがん腫苗5つ

ダイアナDiana, Princess of Wales(HT)→2010年4月枯死
2004年頃最寄HCで大苗入手。
2年目に樹勢が落ちたので用土替え、がん腫発見。切除。
(木酢液処理をした)
2009年1月、用土替え時には瘤見当たらず。
(念のため、バイネキトン処理)
2009年12月、用土替え時には瘤見当たらず。
(念のため、バイネキトン処理)
2010年4月、枝枯れ発生→切り戻したが腐れが入り回復せず。

Maidy→2010年枯死
2006年頃 隣町のHCで購入

●アブラハムダービー→生存中
2005年最寄HCにて入手
2007年冬用土替えの際にがん腫発見、切除して木酢液処理
2008年12月 がん腫肥大再発。切除してバイネキトン処理
この時用土は熱湯消毒している。その後2年間古土乾燥。
2009年4月 開花
2009年12月用土替え がん腫見当たらず

レディオブメギンチ(入手時に既にがん腫有)→2010年枯死

●ピエールガニエール(記載忘れ)→生存中



2010年がん腫発見苗

●アスピリンローズ(小さながん腫)→生存中
2008年4月 バラ苗専門店通販入手(大苗6号)
2008年11月 用土替え&鉢増(8号)
用土はプロトリーフバラの土
2009年 春~夏数輪しか咲かなかった
2009年12月 小さながん腫有り、切除してバイネキトン処理
2010年12月 小さながん腫再発、切除してバイネキトン処理

ギーサヴォア(中程度のがん腫)→2010年枯死
和音(10円玉大のがん腫)→生存中→2011年枯死
〔20110808追記:楽趣味Rosa Noteより〕
・2008年頃生協で裸苗購入(京成バラ園)
同年秋、8号スリットポットに「花と野菜の培養土」+「プロトリーフバラの土」ブレンドで植え付け。
・2009年春にはボチボチ開花
・2010年1月植替え時に10円玉大の根頭がん腫発見(Rosalind Infinita狼の吠え声1/27記事)

2011年6月18日記録:株元の落ち葉を拾う時に、直径3cm強、厚さ2cm強の癌腫を発見。治りかけていたと思ったけど、再発だ~!
うみゅみゅ、このバラ苗生産者は・・・


20110802
西方から帰還後、様子を見に行ったところで、枝全体が茶色くなっているのを発見。完全に根ぐされしている。切り戻しても埒があかないだろう。株の処分も折を見てやらなけりゃ。
来庭してから約3年。がん腫に罹ったのが判明してから1年。
長かったのか短かったのか。
今後のがん腫株対応を考え直さないといけないかも。



ディズニーランドローズ→2011年枯死



2010年末~2011年にがん腫発見した苗

●グリーンアイス→生存中(2株に分け異なる用土で養生中)

●スヴニールドゥフランソワゴーラン→生存中
癌腫関連ログはコチラをど~じょ。

●パピーデルバール→生存中
2009年6月バラ苗専門店で通販入手(大苗6号pot)
リッチェルバラ鉢10号にバラの家培養土オンリーで鉢増し
細いシュートが数本発生したけれど、そのままの状態で秋に突入。
2010年・・・春も咲かない夏も咲かない。

楽んちのパピは、pierreさんちのパピとほぼ同時期、同shopより入手、同様に地際部の根にがん腫発生。「青灰色粘塊のPapy -この土はなんじゃらほい-」で掲載したのと同様、pierreさんちのパピにも青灰色粘土塊が主根の際に付着していたとのこと。この田んぼの土と思われる粘土とがん腫との因果関係は定かではない。
粘土が青っぽくなるのは、酸素が欠乏しているかららしい。ということは、下記にまとめるように、好気性グラム陰性桿菌という性質を持つアグロバクテリウムツメファシエンス(長い~~!)は本来なら生存しにくい土壌となるのでは?(残された疑問その1)

20110810:がん腫再発
株元に10円玉大の薄茶色の瘤が2つほど出来ているのを鉢土表層で目視確認。新しめの瘤なので、表土に近い部位を手で剥がすようにもぎ取っておいた。折を見てバイネキトン希釈液を潅水するつもりではあるが、和音が枯死した時に感じた「ガン腫苗の今後の処分方法をどうすればよいか?」という自問が脳裏に去来したことは否めない。さて、どうしたものか。思い切ってガン腫株は処分すべきかどうか・・・悩ましい。



●ジェネラスガーデナー→根は生きているので拳骨剪定^^

2011年2月6日発見。がん腫は比較的新しめだった。樹高2m程に生長していたが、主幹の下方にキクイムシ食害痕と思われる小さな穴が3つほどあったため、ジャカジャカ剪定していったら、結局株元までキクイムシ被害が及んでいたため拳骨剪定した。尚、クラウン部分は片側組織が脆くなっていた。恐らく、弱っていくだけだろうが、根っこは生きているので、焼却処分せずポットサイズダウンして植え付け療養棟入院。
使用していた用土は、量が多く(10号ポット分)、がん腫が若かったこともあって、再生土に回すつもりはなく、処分。念のため容器と用土替えをしたテラス部分は熱湯消毒し、刃物はエタノールで消毒。
キクイムシ被害がでた他のバラ(イングリッドバーグマン、ドルトムント)と隣接していた。その場所は、隣家の落葉高木剪定枝が長期に亘り放置してあった最寄り位置だった...。


●テンダーTender
2011年6月12日、台木の地際部分に直径3cmほどの薄っぺらい胡桃のような瘤を発見。発見した時刻が夕方近くだったため、取り急ぎ表面の瘤を削り取る。
蕾の付いた枝も切っていない状態で、残りの処置は後日の予定。
テンダーは、2009年1月SOYセール大苗にて入手(\1980)。
うぇ~~ん。保険かけておけば良かった後の祭り。


《関連記事》
【更新用】根頭がんしゅ病Crown Gall覚書

201102062217

4 件のコメント:

  1. おはようございます。

    「好気性グラム陰性桿菌は本来なら生存しにくい土壌」

    あやしい推理ですが、粘土が青っぽくなるなる前に
    既に感染 → 粘土が酸素欠乏したため土のバランスが崩れ、根も酸素不足 → 根が弱り発病
     
    ガンシュ菌は水を通して広がり、主根付近以外の土にも繁殖していた?

    ウ~ン・・・

    ガンシュ菌の殺菌薬ができれば良いのに・・
    バイネキトンも殺菌効果はないようですし

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  2. つけたしです。

    「バイネキトンも殺菌効果はない」ついてです。

    この情報はバイネキトンを商品化した(株)トダバイオシステムさんからのものです。

    ガンシュ予防にどのように作用するかははっきりしていないが、これを活用することでガンシュ発生率が低下するとの実験結果が出たという事でした。

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  3. すみません、さらにつけたしです。

    上記の実験結果は、他の正規な機関で証明された信頼できるデーターだそうです。

    個人的には家庭でできるガンシュ予防・再発に、良い商品だと思っています。

    (改めて上記コメントを見ると、批判ともとれる表現でした)

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  4. memさん おはこんにちNamaste/^^

    ほんとにがん腫病菌の安全な消毒薬が待ち望まれるところですが、いやはやいやはや、相手はなかなか手強そうです^^

    バイネキトンの実験結果データ情報ありがとうございます。
    同商品は治療薬ではないけれど、再発防止にはかなり効果が高いと私も実感しています。その分、お値段も少々お高めですが(^^;
    実家に届いて植え付けようとしたバラ苗に、でっかい癌腫があるのを発見したのですが、当然実家にはバイネキトンも何もなく・・・仕方ないので、瘤を切除した後、米酢の原液をふりかけました。
    う~ん、引っこ抜いていないから、その後どんな具合か、次回帰省時に見てこなくちゃ、です。
    しっかし・・・購入時のがん腫苗って、かなり地際でないと、土を落とさない限り分かりませんよね・・・。
    返品交換申し出れば良かったかしら(^^;

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