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2009-08-10

黒星Gゼロ-雨夏の2009-

うっとーしい梅雨夏が続いていやになっちゃう。こればっかりは自然のことだからどうしようもないけど。庭のバラたちもさぞや辛いことだろう。


薔薇の名前:『レオナルドダヴィンチ』(HT)〔Meilland, 1994〕*夏のレオさん、スッキリ系で素敵。花数は少ないけど、こんな表情が見られるのも夏ならではのこと。下葉が黒星に罹っているけど、元気ですよ~。
レオナルドダビンチ(Ant桃) 国産苗新苗6号鉢植え品

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でも、今年は今までに比べたら、というか、全体的に今までで一番良好な状態かもしれない。一部にセミヌード状態でコチラが辛くなるような状態の苗(主にルゴサ系:これには何か特定できる要因があるに違いない)もあるけれど、他は軒下だろうと屋根無しだろうと至って元気。

《春に黒星病に罹りセミヌードになったバラ》
・マダムエルンストカルヴァ(B)
・ミラマーレ(HT)
・イヴピアッツェ(HT)
・ドクトルジャマンの思い出(HP)
・・・他に思い出せない。

いずれも南側の日当たり良し、雨あたり良しという条件。
このうちドクトルジャマンには「重曹希釈液+石鹸一滴」(長たらしいので重曹石鹸と略)は施しておらず、葉を落としたきゃ落とすが良い!ってことにした。去年も黒星が酷くて落葉したが、一度さっぱりヌードになって暫くすると葉をモリモリと出して復活したので、そんなタイプなのかなぁと思っていたため。

他の3品種には重曹石鹸をスプレーして一度乾燥させ、黒星菌を封じ込めることが出来たかな?と見ている。症状が進んだ頃に処置を施した葉は落葉したけれど、黒星の症状それ自体は進行しなかった。

2009年8月現在の状況
・イヴピアッツェは綺麗な葉のまま軒下で雨樋にツルを伸ばし絡んでいる。
・ミラマーレは軒下から野外に戻したが、黒星の発生は見られない。
・マダムエルンストカルヴァだけが、重曹石鹸の処置が甘かったため(時間的余裕なしタイミング悪し+軒下に入れられなかった)か、古めの葉に若干症状を残したまま生きの良い新葉が出現、混在した状態で今日に至っているが、落葉は殆どなく、黒星の症状もストップしたままである。
・ドクトルジャマンは僅かながらも新葉が発生している。

《2009年8月黒星症状の見られるバラ》
 A:マダムエルネストカルヴァ(B)〈画像1〉
 B:レオナルドダヴィンチ(HT)
 C:ハニーディジョン(HT)
 D:ナイトオウル(CL)〈画像2〉
 X:アブラカダブラ(HT)

画像1〔Mme.Eカルヴァ〕下位葉のごく一部と古めの上位葉に黒星病の症状が見られるだけで枝の伸びは衰えず新葉は健全。株全体としては健康体。このバラ苗を置いている位置は、何故か毎年黒星病が発生するポジション〔←これ重要ポイントかもしれない〕。

画像2〔ナイトオウル〕新苗でこの春やって来た。一輪咲かせたあとに展開した蕾は全てピンチしているが、他のバラの枝に隠れいたため発見が遅れ、随分充実させてしまった後でピンチした蕾もいくつかあった。

***
A~Dとアルファベット並べてるのに、アブラカダブラにはXがついているのは何故か?って気付いた?
ここで興味深い点である「何故か毎年黒星病が発生するポジション」に注目。Aの鉢が置いてある場所は、2年前Xがいた場所。本ブログ「魔女の贈り物(2009-07-17)」で述べたとおり、2007年楽趣味庭初年のX(大苗)は梅雨の時期酷い黒星病に罹り殆ど落葉して丸裸同然になった御方。2008年は軒下で育てたため黒星は発生せず(代わりにウドンコ罹病)。2009年は比較的条件の厳しい(ジメジメした場所)所に置いていたが7月下旬まで黒星未発生だった(下葉に黒星は見られるが全体としては良好な状態)。

現在Aの置かれている位置のことを楽趣味は「黒星Ground Zero」と呼んでいる。必ずといって良いほど、ここから黒星が発生するから。2008年は、あろうことか、スーブニールドゥドクトルジャマン(「ドクトルジャマンの思い出」)さんが黒星Gゼロに鎮座なさっておりました(--;

プラス!
Gゼロに現在置いてあるA→B→C→Dの順に4つの鉢が隣り合っていて、この順番に黒星症状が伝播しているのだ。なんだか不気味な感じだおー。

現在懸念しているのは、A~Dに囲まれるようにして「ニューウェーブ」の苗があり、その背後に「うらら」が置いてあること。黒星病に強いといわれるだけのことはある「うらら」。今までまともに(?)黒星病に罹ったことがなかった。が!しかーし、流石の「うらら」も状況が状況だけに油断禁物だわね。っていっても、こんだけ雨が続くと重曹石鹸スプレーできないから、予防するのは難しいかなと。ニームの撒布さえ出来ないんだもん。

ほんと、いやになっちゃう。

晴れ間の見えそうな早朝を狙って重曹石鹸やるしかないか。。。

ナイトオウル (Cl黒赤) 国産苗 新苗 6号鉢植え品 ●

4 件のコメント:

  1. こんにちは!
    そちらのお天気はどうですか?(チビちゃんは無事ですか??)
    関東はこれからのようで、今日は鉢の移動や、シュートの保護に大わらわでした(^_^;)
    各地で甚大な被害を出している今回の台風、バラも大切ですが、まずは身の安全ですね。

    うちも黒★出てますよ。このお天気では手だてがなくて困っています。
    でもヌードになっても葉っぱは必ず出てくるから・・・と慰めています。
    冒険家ダーウィンくんはいかがですか?うちは★と戦っていますが、セミヌードです^^;

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  2. QAさん 明け方もの凄い雨が降りました。記録的な降雨量じゃないのかな?ぐーんと伸びてたBPRのシュートがたわんで今にも泣き出しそうな格好に...軒下に置いてある資材ボックスもびしょ濡れ(--; 
    台風9号は風台風ではなくて雨台風のようですね。困ったものだけど、こればっかりはどうしようもない。
    先ほどダメもとで赤ニーム撒布してきました。何もしないで手をこまねいていられなかったので。そこまで黒星は酷くないのですが、蔓延してしまったら折角順調に成長しているバラが可哀想だから。我庭は黒星よりもルゴサ系の「未生育」が深刻です。暑すぎたのかも知れないと思い、遅かりし哉だけど若干涼し目の所へ移動させて「じっと我慢」の楽趣味です(辛抱たまらん!けど)。
    黒星については私も天候回復すれば元気も回復するというスタンスです。っていうか、ホントに少なめなんですよ。先ほどの点検でも、列挙したバラ以外は問題茄子。赤ニームには重曹と天然の界面活性剤が入っているので、これが効いているのかもしれませんよ~。だって、重曹石鹸でホントに黒星症状止まったんですから。弱アルカリ性でしょ。石鹸が加わることによって更にアルカリ度がマイルドになるからバラへのダメージも少ないというわけです。
    ダーウィン君は細いけど新しいシュートが出て蕾付けてますよん。古い葉っぱは下の方がハダニ被害痕残ってますけど(^^;
    みんなみんな頑張ろー!おー!

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  3. こんにちは!
    ありがたいことに、こちらは台風9号での被害はなかったようです。(昨日旦那が蚊の大群に襲われながら鉄筋やってくれたおかげですが。でもその後「もうバラはやめてくれ!」と言われましたが^^;)
    楽趣味さんとこは大丈夫でしたか?(チビちゃんも)これからの季節、まだまだ要注意ですネ。

    最近日照不足なので、『ペンタガーデン』なるものを使ってみようと思うのですが、取説に、「アルカリ性のものは混ぜないで・・・」とあるってことは、赤ニームはダメだということですよね・・・
    楽趣味さんは使ったことありますか?もしありましたら、お手数ですがおせーてくださいませm(__)m

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  4. ゴッドマザーQAさん 優しい旦那様ですね^^ きっと口だけですよ、心は違うって。愛だね~♪

    ちびちゃん報告しようと思っていたら、ナイスタイミングでしたので投稿しておきました。ありがとございやす!!

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