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2011-01-16

青灰色粘塊のPapy -この土はなんじゃらほい-

【追記のため更新日時変更:1101172202】
時折寒風が吹きつけ、気温の上がらない一日でした。
昨夜関東でも降雪を見たところもあったらしいですが、
楽趣味地方では雪は降らず、寒さだけがジンジン凍みてました。

再生土以外にバラ用の土がないので、
さすがに今日は用土替えをしない!

予定でした。
んが、しか~し、ここんとこ羮に懲りて膾を吹く状態の楽趣味、
気になり始めたらトコトン気になってしまって、
「だれかとめてーーー!!!」症候群発作を連発してます。

んっと・・・ログをとるべき事は他にもあるのですが、
まずは、♪またひ~と~つ~がん腫苗が増え~た♪
って報告から先にしたいと思います。



2009年6月、大苗でやってきたパピィデルバールです。
この苗も根を確認せずに、冬に鉢増ししました。
土は「バラの家培養土」80%+同ショップ「花と野菜の培養土」20%
初年は細いながらもグングン枝を伸ばし生育旺盛に見えました。
しかし、昨年、しょぼい花が数輪付いただけの眠れるパピー。
その後一部の枝に立ち枯れが生じたので切り戻しました。
現在、枝は相変わらず細いのですが、それなりの枝振り。
根鉢の状態はそれ程悪くなかったし太根も細根も毛根もたこさん。
だけど・・・画像の通り株元近くの太根に3箇所がん腫が発生。
「あ~ぁ・・・パピーよ、お前もか?!」と呟きながら、
ジュクジュクと水分の多いこぶをえぐり取り、通常の処置。

その後、絡んだ根や折れ曲がった根を解そうと、庭箸で突っつき始め(中央部が固かったので)たところ、何やら昨年末、同じく根頭がん腫にかかったバラ苗(既にどのバラだったか忘れました)中央で見つけたのと同様の「青灰色っぽい粘土の小塊」が、真ん中の太根をぐるりと囲むようにへばり付いているのに目が留まりました。

なんだか、いや~な感じ・・・・・

ってんで、今回は画像を残しました。


手前から
・切除したがん腫欠片
・青灰色のネチャネチャ粘土
・一番奥に赤玉土を色目の確認用に。

分かりづらくて申し訳ないのですが、
がん腫の肌色と赤玉土の赤茶色に比べると随分青っぽいでしょ?
で、この土がとても粘着気質なんですよ。
かといって、糊のようにベトーっとしてるわけではなく、
指で触ると粘質の小塊にポロポロと崩れてしまうんです。

いったい、この青灰色粘土質の土(そもそも土なのか?)は何でしょ?
これまで調子が悪かったり、がん腫があったり、育成ポットの形をしたままの苗だったり・・・そんな「何だか気になる」苗の根鉢を崩して根を確認するときに必ずと言って良い程中央部に「ベトーっ!」と付着しているんですけど。

おせ~て!

あ!そうだ。
バラの家掲示板で問い合わせをしてみようかすら?^^

【追記】
問い合わせしたところ、「粘土質の土」という回答。
ん・・・ま、いろいろあるのでしょう。

自分で調べてみる、っちゃ!

【追記その2】
「土の顔色」

コメント欄にも記したように、青っぽい土の色は還元鉄の作用
Series Humus -1-のグライ層の土に特徴的。

【追記その3】
バラの家掲示板にdharmaさんという方から標題の件で
この場合問題は、何故その「粘土系の土」が苗から出てきたか~なのだと思います。
という質問があり、
それに対して、1/17 18:53に回答が掲載されていました。
以下、一部を引用掲載(そのまま)
粘土質の土はその地方の土地の土になります。
粘土質ですが薔薇の生育には全く問題なくまた大苗の生産では良質の苗が育つので粘土質の田んぼなどで育ております。
赤土などの畑で育てるよりも粘土質の土はガン種病などが出にくく米との輪作によりさらにがん種が出にくい土となります。
ご購入いただいたのが大苗の場合は掘り上げた時の土が少し残っていたのかもしれません。
それをおとして植えこむよりも根の痛みが少なく苗の活着が良いので当店ではそのまま植えております。
もちろんバラに悪い影響は一切ありませんのでご安心ください。
新苗の場合は河本バラ園さんにて使われている用土の一部に入っていたのかもしれません。
こちらも上記の説明のとおりバラには全く悪い影響はございません。
生産用の用土はそれぞれのブランドやナーセリーでこだわり多種多様の用土を使用しています。
生育等に悪いものではないので変更していただけるかはわかりませんが今回のご要望は河本バラ園さんにお伝えさせていただきます。
当店でも新苗の土をそのまま鉢増しし、大苗を上記のような形で植えつけていますが当店で育てている上でも一切悪い影響は出ていません。

ふ~みゅ。
田んぼの土ということは、『用土と肥料の選び方・使い方大判』に出ている「荒木田土(田土)」ってことなのかな?

・荒木田土・・「・田の下層土や河川の沖積土。粘質で保肥力が高い。単用すると固まりやすい」(上記書籍p.91)
同書p.95には「粘土質の多い用土で、肥もちもよく、がっちりと絞まった生育をします。しかし、水はけ、通気性がよくありません。水をやり過ぎると根腐れしやすくなる欠点があります。この欠点をカバーするには、ふかふか堆肥や腐葉土を用土全体の4~5割と多めにするとよいでしょう」とある。


1101161857

8 件のコメント:

  1. 「青い粘土の土」で検索するとヒットしました。
    「鉄」が酸素の無い状態で青くなるそうです。ということは、良い微生物は活動できない環境かしら。
    でも嫌気性で活躍する良い菌もあるようだし・・・。

    どう対応すると良いのでしょうか。
    大苗を植えつけた土には粘土質の土は含まれていないと思うので、生産時の土が青くなる?

    大苗は農場からかなり土を落とされた状態で入荷されると思うのですが、その残った土を綺麗に落とさなくてはいけないってこと!?

    今のところ我が家ではがんしゅの発生は無い(多分気温が低く湿度があまり高くない気候のおかげ)のですが、いままで鉢増しorそのまま地植えのバラははやっぱり土を崩して確認しなければ・・・

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  2. memさん Namaste/^^

    調べて頂いて感謝感激!です。
    http://soilandwater.blog.so-net.ne.jp/2009-02-02
    というところで「土の顔色」という記事を私も読んでみました。
    なるほど。還元鉄の作用なのですね。
    ということは、http://bonevijnana.blogspot.com/2011/01/series-humus-1.htmlでメモ書きした「グライ層」の土にも共通する泥土ってことなのかな?
    いずれにしても、水分を含んでネチャネチャした土ですので、苗を育成した場所の土ということでしょうか???田んぼ?
    それが、苗の中心に落とされずに残っていたと言うことと考えてます。
    ってことは、新苗だけでなく大苗に要注意ってことで、休眠期の根の確認ってやはり大事になってくるのかな?
    あが~~!中央部まで確認せずそのまま用土だけ足した苗が後幾つあるのだろ~~(^^;気が重くなります。

    がん腫の発生がないとはうらやましい限りです。
    どうにか対処して命を長らえさせてやりたいと思ってます。

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  3. 今朝は室内が1℃でした~Namasteぶるぶる

    あるあるある~、うちにもこのブルーっぽい粘土がくっつい苗が~~~

    楽趣味さんのと同じかどうかわからないのですが、なんだか固まる前のセメントみたいな感じです。ねっちゃねちゃで通気性ゼロです。これはいったいどういうことかと思っていました。

    最近まで鉢苗で購入したものは根鉢を崩さず全て地植えしてしまっていたので多分庭植えの子にも沢山この状態のままの子がいると思います。
    土の団粒化を促進する園芸資材を見つけたので取敢えず庭に撒いておこうと思います。

    今まで調子の悪い苗は我が家の環境のせいかと思っていましたがもしかして。。。と思い、怪しげな苗はこの冬全て掘り上げてみたいと思います。

    全体がこの粘土になっている鉢苗までありました。迷った末そのまま地植えしましたが、この子も掘り上げて根洗いして植え直しです!
    しかしこの粘土は、時間を経てこんな風になったのか、もともとこんな土に植えられてしまったのか。。。

    ここのところいろいろ納得いかず、結果裸苗で購入するのが一番良いのではと思い始めています。
    根の状態も良く見れるし。
    ショップもいろいろな業者から仕入れているので土の中の状態もチェックしきれていないのかもですね。

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  4. Jamilさん 今日はちぃとばかし暖かいNamaste/^^

    ありありあり~!ですか?!やっぱり?
    そうそう、固まる前のセメントみたいです。で、ねっちゃねっちゃが乾燥するとカチンカチンになるんです。全然美味しそうじゃありません:-)
    楽んちに入庭した苗で、これまでこのネッチャヌッチャブルー土が付着していたのは、全て根の中央部でした。場合によっては根と根のすき間にビットリ~。酸欠状態!という感じでした。
    んもぉ、鬼のようにテッテ的に根っこの確認しようと思ってます。今やらずして、いつやるんだ?って自分に言い聞かせて。

    全体がこの粘土になっている鉢苗?そりゃ、田んぼの土で植え付けたってんじゃないでしょうね!?ひ、酷いかも!
    ネッチャヌッチャブルー土は水洗いすれば殆ど綺麗に落ちます。但し、根の表面に少し青っぽいのが残る場合もありますけど。
    多分、ですけど、もともとそういう土を使ってたんだと思います。で、掘り上げてポットに植え付けるときに根の確認不十分で落とし損ねたのではないでしょうか?

    全く!納豆食うできません。
    裸苗って、業者や苗屋に余程の自信がない限り、出荷できないから、一番安心できるのかも。
    生協で購入した苗は全て裸苗でした。

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  5. そんなに粘土って多いのですね。まだ30鉢くらいの購入なので良く分からないのですが。

    寒冷地は冬季の裸苗購入は凍るリスクがあり難。安心なのですが残念です。

    で、今までの鉢バラ植え替えの状況を思い起こすと。

    デルバールは4年間同じショップから年1~2鉢買っていますが、今のところ(昨春購入は鉢増しのみ)株元の土も根もとても良い状況。
    このショップでは京阪・京成・河本さんのタグがついているものも全て今のところ同様に良く、困ったことは無いです。
    全て大苗7号スリット鉢で購入。
    畑の土が残っているような印象は無いです、というか土を崩すことに苦が無かったので、粘土状土の有無に注目していませんでした。次回はじっくり見てみます。

    自家生産している3ヶ所は、一部のバラしか土を崩していませんが、新苗・大苗ともに今のところ大丈夫です。

    あとは上記ショップ以外で購入した新苗・大苗の鉢増しのみブランド苗2本は・・・。2シーズン苦しい思いをしていた可能性アリ!

    春に向け予約しているバラは、今まで良い苗しか当たっていない(当たるって表現は変?)ところからの購入なので大丈夫、ということにしておきます。

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  6. memさん こんばんNamaste/^^

    恐らく、ですけど、田んぼの土(例の本では荒木田土となっています)は初期生育上有効な土なのでしょう。

    大苗7号スリット鉢・・・う~ん、あのショップかな?(^^;
    良好な状態の苗で良かったです!
    良い苗ジプシーになっちゃいそうです^^

    古土を落とすときの、土の落ち方ってのもあると思うんです。可もなく不可もない場合は、ちょっと崩しただけで、ほんまに気持ちよいくらいズザザーっと落ちます。

    「当たり外れ」って否定できないですよ。
    数打ちゃ当たるじゃないけど、う~ん・・・以下自粛^^

    あとね、昨年のログで、周りの土を落としたらカチンコチンだった苗(アルバマキシマ)があったんですけど、この苗のカチンコチンは、青系の粘土ではなく、テラコッタ色の粘土が乾燥して固まったような感じでした。崩すと細粒・・。

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  7. こんばんは~。
    パピィデルバールの記事を読んで胸騒ぎが・・
    ちょうど同じころ同じところから大苗で購入。
    同じようにぱっとしない花つき。

    ロゼアポット450型に植えていたのですが
    思い切って包丁片手に(笑 抜きましたっ!
    ホジホジ進めると予想通りありました。
    ここで日没suspended
    相当大きなのが隠れていそうですが
    今日のところは同じ鉢に埋め戻しておしまい。

    5年前のマチルダに続いて2株目のがん腫です(;;)

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  8. pierreさん こんばんNamaste/^^

    うぇへぇ~~!!奇遇ですね~~、ってそんな悠長なこと言うもんじゃない!>自分。
    pierreさんちのパピのがん腫切除オペが成功して、願わくば、楽んちのパピと一緒に元気回復しますようにラーメンソーラン冷やし麦(-人-)

    ロゼア450型とは・・・12号ポットぐらいですか?結構大きめですよね。楽んちパピはアイリスオーヤマ、リッチェルの10号で育てた2010年でした。今現在は8号ポットにサイズダウン。
    もうちょっとシッカリがん腫抉れば良かったかなと思ってるところです。ま、いざとなりゃ、またスットコドッコイ引っこ抜けば良い話ですが...

    ・・・にしても・・・以下自粛

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