2011-01-15

Series HUMUS 1 「土は生きている」

楽趣味の理系超苦手脳みそには難しいのだけど、
少しずつメモ書き程度でも積み重ねたいから不定期開始。
・・・って、シリーズもの、全部不定期ぢゃん(^^;・・・

そも、Humus〔英語読みだとヒューマス?〕って何?
右サイドバーにあるOnline Etymology Dictionaryによると、
1796, from L. humus "earth, soil," probably from humi "on the ground,"
ほぃ!羅語由来ですね。
日本語では「土壌」とか「腐植」とか訳されてます。
つまり、「土」。

土は地上のありとあらゆる生物の生きる土台。
土は「余分なことをしない自然」が創り出した生きる有機体。
土は生きている、土は消滅-分解-再生を繰り返し常に変化する。
生きている土は働きかけ、熟し、豊かである。


***

●土ってどうやってできるの?



●岩石から土への変化
風化---物理的風化と化学的風化
・物理的風化の要因・・・温度変化、乾湿変化、水力、波力、結氷圧力、風雨、根の圧力など。
*成分上は大きな変化はない。
・化学的風化の要因・・・大気中酸素による成分酸化、二酸化炭素による弱酸性化、水による加水分解など。
*細粒化するにつれ、化学的風化の作用面は広くなる。


●土の生成
母材に微生物が棲み付き分解

微生物の遺体が養分になり他生物が生える

生物の遺体が腐植となり土がつくられ植物が生育する

*土の生成過程で風化も同時進行


●土層の名称
土層の名称については vide 地球環境概論
A層:表土、腐植多い、雨水通過による物質下降運搬(溶脱)
B層:下層土、溶脱物資の集積層
C層:土母材層、腐食は殆ど含まれず
G層:グライ層、還元された二価鉄(青)の色を帯びる。


●土層分化の原動力
【土の断面生成5条件】
(1)母材
(2)気候
(3)生物
(4)大地の年齢
(5)地形

【腐食の集積】
「植生の落葉などから土に還る有機物量」と「有機物が地中動物や微生物によって分解される量」の差によって決まる。
・高温多湿気候:有機物生産多く、微生物活動活発で分解量も多いが、低温になって多湿の場合、分解量はすくない。
・乾燥気候の草原地帯では「分解>生産」のため腐植集積量は少ない。
・森林では分解が遅いため、表層に腐植集積。
広葉樹葉分解>針葉樹葉分解→針葉樹腐植>広葉樹腐植

【土中の水の運動】
下降型:湿潤な森林地帯
上昇型:高温乾燥地帯。砂漠では土表面に炭酸Caや硫酸Na等塩類が集積

---memoの途中---



【参照サイト】
地球環境概論〔KEIO UNIVERSITY SFC GLOBAL CAMPUS〕
*土壌構造や土壌構造化の過程等イラスト引用で分かりやすい*

・上記ページの土壌の生成過程

リターlitter〔熱帯雨林保全プログラム〕


【参考文献】
山根一郎著『土と微生物と肥料のはたらき』(1988年、農文協)



*本シリーズ記事のラベルに関して:さまざまな領域に関連する分野であるが、
バラ作りのための土造りという楽趣味の興味関心目標に基づき、
・土
・botany study note
・ecology
・植物生態/生理学
の4つを併記利用することにした。念頭に置いた上で、・HUMUSというラベルにした。
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