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2011-03-06

また新たな歩みを・・・

先月中旬、楽庭では古株Sのバラ「バレリーナ」一枝にキクイムシが潜んでいるのを偶然発見した(関連記事はSunlight Akbar! 今日は早じまい)。被害枝は3本あったシュートの内の真ん中の枝だった。芽を一つ残して切り戻した(拳骨剪定でも良かったかも知れないけど)。

残った枝はクラウンから数センチ。
その枝の芽は未だ動きを見せないけれど、
残り2本の枝の下部に新芽が現れてきた。



頼りなげな芽ではあるけれど、バレリーナは毎年、こちらが忘れた頃にシュートを出して伸ばしてくるから、どんな芽であろうと、このまま成長を見守ろうと思う。切り戻した真ん中の枝は恐らく拳骨剪定、切り捨て御免!になってしまうだろう。
それでも、バラは新陳代謝しながら自らを生長させる植物。
育てる側としては、それを手助けしてやりたい。
バラにとって更新とは、それまでの内容継続延長ではなく、読んで字の如く、古きを礎にして、更に新しいものに生まれ変わるために自己を改めることではないだろうか。




根隗が発生しやすいらしいスノーシャワー(同じMoore作出のハッピートレイルズに先月根隗が発生した)の株元。混み合った枝の中へ剪定ばさみを立てるようにして、これまでに何本古枝を切ってきただろう?ゴツゴツとした禿げ山のような株だったことも過去にはあった。

もう枯れちゃったのかしら?

心で呟いて、何の反応もなさそうな黒茶けた小さなクラウンを見つめ、捨てられず、「もしかしたら」に誘われて土を替えたりしてみる。
また、こちらが忘れた頃になって命の息吹が聞こえ出す。

如月二月は逃げる
弥生三月は去る

もし、それがあるのだとしたら、運命の車輪にギリギリ音を立てる歯車の一つ一つを一瞥してみるのも酔狂なことかもしれない、と思う。

去られて居ずまい改めるには今猶遠い虚無の理。
指をくわえて眺めおくには未だ程遠い迷宮の扉。

2 件のコメント:

  1. 昨年のシーズンにたくさんの花を見せてくれて
    そのあとなんやかんやあって
    そんでもって、ものすごい拳骨選定になってはらはらドキドキの子って、少なからずいます。
    枯れちゃうかなぁと心配していた、ちょっとしか残っていない幹から新しい目が吹いているのを見ると、とっても嬉しいですよね。
    そして何より春を感じます。

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  2. みけさん こんばんNamaste/^^

    みけさんちでも拳骨ハラハラドキドキっこが居るのですか?
    破壊神バラ?(^^;冗談っす^^

    芽吹きって何度見ても嬉しいですね!
    季節は回り、バラも帰ってくる、そんな感じ。
    良かれ悪しかれ何度経験しても悲喜こもごも。でも、やっぱ生きてる~って歓びの方が勝ってるかな?^^

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