2010-12-23

セザンヌよ、お前もか?!

はふ・・・精も根も尽き果てた感じ。
あと5鉢残して今日の作業は終了。
何だか、当初予定していたよりも用土替え対象鉢が増えて、新しい用土も足りるかな~?状態だし、ポットも抜くそばからクリーニングしないと心細く感じる響子のごろ寝。

特に6号ポット...
土を落として古新聞などできれいにしたポット数、先日まで、ゆうに30は下らなかったのに、今日見たら、残り二つっきゃありませんねん。

なじぇなら~^^
鉢減らしするバラが増えたから~。

もぉ、勘弁して!

の世界です。

あぁ・・・今日も「ガッカリ!」ってことが幾つも。
そのうちの一つが、▲:ポールセザンヌ1223の苗。
鉢土をほぐしながら、
みけさんちのセザンヌが調子悪くなった話を思い出しましたよ。

ポールセザンヌは、
2009年6月新苗(確か4号ポット)で楽庭にやってきました。
半年間は6号ポットにロサスペ単純鉢増しで育成し、
同年12月に8号ポットに更にロサスペで鉢増。
2010年春には軒外デビューさせ、花も楽しめました。
夏と秋にチラホラと返り咲きしてくれたものです。
夏の終わり頃から一部に枝枯れが散見されたので切戻し。
それでも、地上部はそれなりに元気。

本日引っ繰り返したところ、根鉢は回っておらず、ロサスペが、まるでコートを被せたかのように4号ポットの形をした地殻部を覆っていました。理雪さんの言葉を借りれば、「ロサスペとの融合」は行われず、白い根っこの一本さえ見えない。

こ、これは?と一瞬目を疑いました。
だって、余りに地上部が元気なんですもの。
根からの力ではなく、株が蓄えていた力を使ってる感じ。
急ぎロサスペを取り除き、核心部に迫りました。
4号ポットの形を構成していたのは、ロサスペとは全く異なる土。おそらくナーセリーが植え付け時に用いた土でしょう。繊維質の多く、水はけの悪そうな目の細かい用土。同じDelbard苗で2009年春に花一輪さえまみえることなく逝った故カスクドールを思い出させる土の塊。
本当にガッカリしました。
カスクドールの二の舞にはさせじ!と白根を求めて更にほぐしました。細い、極細い白根が窮屈そうにしているのを確認できたので、元の土を出来るだけ落として、鉢底に先日入手した日向土を薄く敷いて、水はけ重視の土で6号ポットに植え付けました。
どうか、回復しますように(-人-)

それにしても、どうしてこうも育成ポットの形を留めたままでロサスペと融合しない苗が次から次へと出てくるのでしょう?
新苗を入手した場合、出来るだけポットの土を崩さずに鉢増しするようにしてきましたが、事ここに至っては、その刷り込まれた概念は捨てることにしました。
いくらバラの用土としては良い土を揃えて鉢増ししても、苗の地殻核心部で用土が固まっていては、鉢増しした外側の土と融合するのは難しいのでは?

これが、この1年の結果か・・・!!!
新苗だけでなく大苗も同様の状態。
この1年近くに☆にしたバラ苗も、もしかしたら?
と思うと、身体の疲れより、気持ちの疲労が先に立ち、
文字通り疲労困憊。

今後、バラを入手するとしたら、裸苗?
鉢苗の場合、蓋を開けてみないと分からないから。

以下、本日の作業ログ。

○:ザマッカートニーローズ(HT)1223

2008年バースディプレゼントにバトラから貰ったバラ苗。
だから、大苗だったのか新苗だったのか不明。多分、大苗。
今年で3年目に入ります。
・2008年11月末8号スリットに植え替え
・2009年12月8号スリットにロサスペで植え替え
少々遅咲き性のバラかも。ポツポツとだけど、花は途切れず咲いた。
根っこは根鉢こそ回っていなかったが上等な出来具合。8号ポットでは足りないくらいだったけど、かなり浅植えで8号深鉢に収まって貰った。シュートの発生が今年は見られなかった。切り詰めてみようかしら?
このバラの植え替えが終わった頃、ラヂオからThe Beatlesの「アビーロード」アルバムジャケットに出てくる横断歩道が文化遺産に指定されたという報道が聞こえてきた。
残土は上等なロサスペオンリーだったため(切れた根っこも腐った根っこもなし)、乾かして使っちゃう^^

○:グルスアンアーヘン(F)1223

今年一番、手がかからなくて、気がつくと花が咲いていたバラかも。根鉢は綺麗に回っておりましたが、念のため地殻核心部まで指を入れました。特に問題なさげだったので、土を全部落とさず8号深鉢に植え付けました。まだ花が咲いている(^^;


○:第2のピエールドゥロンサール(CL)1223
・2009年1月大苗6号ポットで入手した2株目(1株はつるバラとして現役)
・2009年3月太めの枝が立ち枯れ。えぇっ!何で?!拳骨剪定強行。
その後、不安はあったが鉢土を殆ど落として用土を総取っ替えした。
細い・・・細すぎるシュートが出てきた。んが、それも一度鉢を落として半分折れた状態になり、折れた箇所で切り戻した。
・2009年12月もういちど用土を総取っ替えした。
その後、あれよあれよという間に生長し、シュートも発生。

鉢を引っ繰り返してみたら、あ~た、もの凄い根っこになってましたわよ。やはりつるバラ!と感服しました。でも、つるバラとして栽培するユトリもないので、少々根を切り詰めて8号深鉢に何とか収まって貰いました。


思い起こせば、昨年の今頃は、10号スリットがいくつあっても足りない感じに鉢増し強行軍していたけれど、それでスペースにユトリはなくなるわ、生長も花付きも思わしくないバラがでてくるわ、でした。
やはり、鉢植えの場合、根が空気に触れるまでの距離感って大事だなと思い知りました。
ここ数日で6号ポットや4号ポットに鉢減らししたバラ苗の数々。
来年「あちゃ~!8号ポットが足りへん!」って嬉しい悲鳴を上げられるように、しっかり養生しなくてはと改めて思いました。
色んな意味で実体験学習が出来た今年の植え替え。

京成バラ園の鈴木満男さんじゃないけれど、
「今年こそ、今年こそのバラ作り」
で、ガンガろうっと♪

2 件のコメント:

  1. こんばんは♪

    植え替えお疲れ様です(^^ゞ
     新苗の鉢ましですが、有島さんのブログご覧になった事ありますか?
     新苗でも根鉢を緩めると良いそうです
    で、去年からおそるおそる・・アップされている程、ナカナカ緩められませんが、取りあえず根癖の付いた髪の毛位でも良いそうなので(根鉢の形になったままが良くないみたいです)
     今年、今の所4号鉢の形のままというのは 無いです(^_^)v

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  2. erichacoさん おはようございNamaste/^^

    いつも貴重な情報をありがとうございます!
    おっさる通りだと思います。新苗の場合も、目視確認&重量確認して、緩められたらほぐしていきたいと思います。
    これまでは、と言っても数年前までは、ですが、根鉢が回っていた苗は植え付け時に割とほぐしていたのですが、ここのところ、「出来れば崩さずに」というやり方で進めてきました。
    新苗か大苗かによっても、植え付ける時期によっても状況は若干異なってくると思うのですが、今回の一連の件で、
    1.石に根は張れない
    2.新苗も大苗も植え付け前に苗の確認
    3.新苗は初年の休眠期にほぐす
    4.主根は出来るだけ伸ばしてノビノビと
    ってことを肝に銘じました。

    erichacoさんちの植え替え、順調に進んでいるようで(終わりました?)良かったです♪
    来春に向けて、剪定・誘引楽しみですね^^v

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