あくまで自分の自分による自分のためのログですからご勘弁を。
バラの用土替え・植え替えをしていると、特に残土を篩にかけて古根や千切れた根を選り分けてたりすると、さまざまな思いが胸を過ぎり、書かずにはいられなくなってしまう昨今の夕暮れな楽趣味なんです。
本日12/25をもちまして、つるバラ以外の植え替え終了。
明日は残務処理の予定。
ホントは植え替える予定のバラと、確認したいバラが残ってはいるけれど、用土も底を尽きたことだし、そろそろ今年はおしまいにしようかと思います。
調子が悪そうなバラは全て植え替え直したし、
それに、おかしな状態のバラが出てきたら、
今後は
「迷わず・惑わず・惑わされず」
鉢を引っ繰り返して、植え替えをすることにしたので、
もう、怖いものはありません。
これは、過去、どうするのがバラには良いのだろう?と迷ったとき、自分の五感を信用すればよい場合でさえ、手に入れたさまざまな情報(栽培本やバラ栽培プロの見解など)を未消化のままバラ育てに援用していたことへの自戒の念でもあります。
今まで一体何を見て何を感じてきたのだろう?
良いものは良い、悪いものは悪い!
是々非々をベースにしてるつもりが、いつの間にか、その基本を忘れていた事への自己批判でもあります。はい。
「根鉢を崩さずに植え付ける」ことに何の疑問も感じず鉢増しした結果、泥のような植え付け土と、その周りに補われているだけの培養土(言葉が悪くて申し訳ないですが、事実そういうバラ苗を幾つもここ数日、実際に目にしたので、敢えてそう書きます)が融合することなく月日だけ経過し、普段の水遣りによって益々劣化し、終いには根が十分な生育できずに株が弱っていく現実を目にすることになりました。
何故、数年前にやっていた「根鉢を崩して植え替える」ことをしなくなったのだろう?
何を恐れていたのだろう?
何故、調子を崩したバラ苗に直ぐに対応しなかったのだろう。
そう考え直し、現在この記事を書いています。
【本日の植え替えログ】
○:ブランシュカスカード(S)1225
非常に性質の強いバラと感じていたので植え替えが最後の最後になった。
・2008年11月大苗(6号ポット)にて入手
・2008年12月14日 8号スリットに手持ちの土で植え替え
・2009年3月~4月 若干樹勢が弱り、半軒下から雨の当たる軒外へ。
・2009年5月 竹酢液・ニーム・月桃のいずれかに反応し葉が傷んだ。
暫くニーム単独撒布して徐々にならし月桃エキスを加えて撒布。
竹酢液は畑に希釈液撒布して使い切り、その後入手していない。
・2009年12月22日 用土替え。粘りがもの凄かったが少し巻いていた。
出来るだけ放物線様に伸ばして広げながら8号深鉢へロサスペ10割。
以上が、本品腫に関する楽趣味ロサノートの履歴。
本日引っ繰り返してみて、まず気づいたのが嫌な感じのニオイ。根鉢は回っているし鉢土肩口の細根も多く発生してはいたが。
腐敗した感じのニオイではないが、他のバラでも鉢内保水性が高かった場合に感じた独特のニオイ。この個体に関しては昨年用土を随分崩した記憶があるが、株の付け根(?)辺りの用土は完全に落とし切れていなかった模様。周りの用土落としにさほど時間はかからなかったけれど、核心部の用土(粘土質っぽい赤土)がほぐしてもほぐしても落ちない。作業を進めるにつれ、寧ろ、白根がどんどんと千切れてしまう。
「根は洗わない方がよい」とどこかで目にしたけれど(twitterのバラ塾だったか?)、上等な白根と根傷みを天秤ばかりにかけて、水を張ったバケツに暫く浸すことにした。
〔浸してる間に植え替え後調子の悪いデュシェスドゥブラバンとマダムアントワーヌマリを再植え替え:案の定、元の植え込み用土が固まっていたので解して植え直した〕
30分程水に浸しただろうか。引き上げて細い木の棒で根の股の辺りを解してみたが、固まった粘土はなかなか落とせない。もう一度バケツに浸けて、ゆるめのシャワー水をかけると、ようやっと粘土がドロドロと落ちてきた。昨日のスヴニールドゥフランソワゴーランの根頭癌腫処置をしている時に付け根奥か
ら出てきた灰褐色の粘土質っぽい塊が極めて強い悪印象で残っていたので、注意して見ると、同じような灰褐色粘土が奥の方に詰まっていた。
念のため、液体栄養剤希釈液に暫く浸した後、古根を切り、更に念のためバイネキトンをふりかけて、水はけ重視のロサスペ独自アレンジ用土で植え付け、ついでに剪定もした。
※過去一年、どのサイズの鉢であろうと鉢底炭を薄く敷いたり、スリットポットの場合にはスリットに填め込んだりしていたが、炭にさえナメクジがへばり付いていることもあり、プランタースタンドを使用していても鉢底は相当湿気が高いと判断。先日入手した日向土(大)を適度に砕いて鉢底炭と併用するようになった(但し、日向土は植え替えた全ての鉢には適用できていない)。
△:グラハムトーマス(ER)1225
10号スリットから8号深鉢へ水はけ重視用土で植え付けた。
記録によると、この固体は2009年1月になってロサスペのみで鉢増して以来、用土替えをしていなかったので、今年は用土替え対象外の筈だったけど、ここまで来たら、出来る限り引っ繰り返してみようと、思いきってやってみた。
やって正解だったかも。株と根の状態に比べて鉢が大きすぎたみたい。根の状態はさほど悪くなかったが、念のため鉢減らし(8号深鉢へ)。
用土はさすがに粒々のさらさら状態だった。型くずれも殆ど無し。
発売当初のクオリティの高さを改めて感じた。
以上、植え替えログ。
***
実は、昨夜、久しぶりにバラの家掲示板に書き込みをしました。以下、自分の書いた文章だけどBBSが流れてしまうと探すのが大変なのでコピペ^^
バラの家の培養土を使い始めて1年が経過しようとしておりますが、発売初期の土に比べると、植え付けてから灌水したときの水の染みこみ具合が随分と違うような印象を最近受けています。ウォータースペースに水が溜まっても、微塵のような(恐らく馬糞堆肥?)ものが水との親和性を阻害しているような感じで、鉢底から水が出てくるのに以前より時間がかかり、併せて、普段の水遣り時の全体の水はけも、比較の絶対的な根拠があるわけではありませんが、良くないような感じです。
今年の夏は猛暑で日照りが続いたにもかかわらず、鉢土の乾きが宜しくなく、水遣りも毎日する必要はないバラ苗が多く見られました。
今期の用土替えの際、水切れさせるのに非常に時間のかかった鉢もありました。根が十分に張っていたにもかかわらず、です。
発売当初と違わず資材配合されていると存じますが、如何せん、湿度の高かった昨年の夏と今年の夏とでは大きな違いが見受けられましたし、実際に封を切って一度大きめのバケツに中身を出して土の状態を確認する際にも、繊維質の塊や小さくない木片が混じっていたりすることもある点からすると、どうやら1年前の培養土とは質的に変化しているような感じを受けざるを得ません。
おかしいなぁ・・・同じロサスペなのに、どうしてこんなに見た目もニオイも音も違うのだろう?随分と前から感じていたことでした。「違いを感じるのは、もしかしたら独りよがりの感覚かもしれない」という気持ちが先んじていたから、自分のブログで書くだけで終わっていたのかもしれません。
けれど、他の人の意見も聞きたいと言う気持ちが湧いてきました。もし、これまで良質と信じて使っていた土の品質が変化していると自分が感じたのなら、自分の庭環境に合ったものにすべく、現行の物では不足する部分や変更すべき点を自分で試行錯誤して求めていくべきではないかと考え直しました。
先ほど掲示板を覗いたところ、同じような感覚をもつ方からのコメントを何件か目にしました。同様の感想をお持ちの方からDMも頂きました。
また、バラの家栽培部長からは、
培養土や堆肥などは工場で生産されていますが、赤玉土や馬糞はもちろんすべての素材が生き物や植物と同じで同じ生産地から取り寄せても天候や掘る場所が違うとまったく同じ品物にはできない性質をもった商品です。というお返事も読みました。
例えば、赤玉土の場合は天候不良が続くと、乾燥が芯までいかず、割れやすくなる場合もあります。
なるほど、確かに全ての素材は生きている。
それぞれの庭環境に応じた土は、それぞれの庭造りで経験を重ね試行錯誤しながら出来ていくものであるのだなぁ、と改めて思いました。
そのために、今後、調べるべき事は可能な限り調べ、実験できることは実験し、不遜な言い方ですが、他に実験をされている方と情報を交換しあい、検討し、自分なりに研鑽を積んでいきたいと思います。
たしかに土替えや鉢増しに関して、なんだか固定観念に縛られていたなって思いますね。
返信削除今年の夏はあの陽気で、いろいろなバラにトラブル発生で、バラ友さんのアドバイスもあって、とんでもない時期に土を総取り替えしたりもして・・・
なんだか鉢根を崩しちゃだめとか、土替えは冬じゃなきゃだめとかってなんだったのかなって思いました。
そりゃ避けた方がいいのはそうなんでしょうけど、弱った株は真夏だろうと何だろうと何とかしなけりゃ枯れてしまいますもんね。
バラの家掲示板、懐かしい響きですねぇ。
よ~し^^何か書き込んじゃおうかなぁ~(爆笑)
みけさん 冷え込むクリスマスのNamaste/^^
返信削除今年の猛暑はホンマに人にもバラにも辛かったですけど、ある意味、良いセンセだったと受け止め方を変えるようにします。
この先、「平年並み」という表現が通用しないことになるかもしれず、誰にも予測は出来そうもないですからねぇ...。
振り返ってみると、昨年のジメジメした夏の方が、今年よりも水遣り頻度は高かったんじゃないかな、楽庭では。
今年は夏場、ものすごく水遣りに気をつけて、「乾かないうちは遣らない」ようにしてました。そのせいかどうかは分かりませんが、危うい苗がいくつも復活しました。
もっと早く、「固定観念」っぽいやり方を打破すべきだったかもって事を今年の総括にしようと思ってます。
好みは十人十色、育て方は千差万別、でしょ?(^^;
庭環境も一つずつ違うのだから、それは当然と言えば当然のことで、自分の庭環境をよく知ることが大事だなと思い知らされました。
懐かしい響きの世界へお出でになりますか?^^