2011-06-21

違った世界で生きていくしかない

東京都の下水処理場汚泥から検出された放射性物質については既出記事があるが、対策や指針が後手後手になると、いかに厄介な事態がこの先に待っているのか、改めて認識する必要がある。



放射性物質を含んだ汚泥はセメント等に再生され、
全国各地にばら撒かれ、構造物建設や道路敷設に利用される。


地球上、汚染されていないところはどこにもないのだ。

***

北海道大学生物生産研究農場の原乳の放射性ヨウ素と放射性セシウムの分析結果

悲しいかな、原発爆発事故から約1ヶ月経過した頃から北大農場の原乳からも僅かながらセシウムが検出されている。

事故後、生協Pからの牛乳が一時的に鳥取県の「白バラ牛乳」に代替された。その後暫くすると、根釧牛乳が届けられるようになった。しかし、パッケージはこれまで御馴染みの「こんせん72牛乳」というネーミングの生協産直牛乳のものではなく、よつ葉牛乳の文字が入った根釧牛乳のパッケージであった(中身も当然低温殺菌牛乳ではなく、超高温殺菌牛乳)。牛乳パックメーカーが被災したためとのことだった。

生協Pでは独自に放射能測定機器を導入して残留放射能検査しているし(サンプル検査だろうけど)、その結果、原乳からの放射性セシウムは5月末までは検出されていない。再来週からは元のオリヂナル牛乳が配達されるようになるとか。

もう一つのT生協で取り扱っている牛乳は千葉県八千代のものである。5月中旬には微量の放射性セシウムが検出されていたが、同月末にはND(検出せず)という検査結果。

乳牛にも生産者にも罪はない。牧草にも罪はない。
震災以降に刈り取った牧草を与えていないとのことだが、今後飼料が圧倒的に不足するだろう。
どうすんだよっ!
ちゃんと手を打ってるのか?>お役所さんよ

3・11以前とは違った世界で生きていくしかない。

これから、時間の経過とともに地球全体が福島第一原発事故現場から放出され垂れ流された放射性物質で覆われていくのだ。汚染濃度が高くなって、さまざまな食材から検出されていくのだ、増えていくのだ。

どうすんだよっ!
それでも未だ原発を再開しようなどと考えてる輩が居るのか?
これ以上、地震や事故や汚染の不安を抱えて生きたくはないよ。

2 件のコメント:

  1. はじめまして
    ずっとロム専でおりましたdharmaです。
    楽趣味さんのお怒りはよくわかります。
    わたくしも無能政府のトップと太鼓持ちには殺意すら湧きます。
    ですが、あまり怒ると免疫力が下がってしまい、DNAの修復に支障が出るやもしれません。

    ttp://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20110619
    危険を察知して備えると、それだけで免疫力が30%も上がるという実験結果もあるそうです。
    最後の方の「読者の感想」部分、熱帯魚の話はなるほど・・・と思いました。

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  2. dharmaさん 初めまして~のNamaste/

    ひょっとこして、どこぞでご芳名をお見かけしたことがあるやもしれませぬが・・(^^;
    それはさておき、怒りによって免疫力が低下するかもしれず、修復に支障が出ると困りますねぇ。しかし、「どうしてくれよう、うぬぬぬぬ」と日々あげた拳のやりどころに窮乏を極めております。
    その中で、出来ることを出来るだけ、避けられることは極力避けて生活していかねば、と思ってます。

    確かに、心構えがあるかどうかってのは異なる結果を生むかもしれませんよね。実は、昨日初めて3号機爆発時の映像を目にしたのです。ようつべにて。ショックでした。息を呑みました。でも、これが、発生直後に目にするのと2ヶ月経過してから見るのとでは、ショックの度合いが違ったのかもしれない、とdharmaさんのご指摘を受けて感じております。

    さてさて、免疫力をアップップ~してくれるアップルとか、乳酸菌とかの摂取を心がけよ~っと。

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