2週間程前から気にはなっていたが、何もしなかった。というより、そんな時間的余裕がなかった。ここのところ、まともにニーム撒布さえ出来ていなかったのだもの。時間の隙間を縫ってアグリチンキと赤ニーム(ローズニーム)混合希釈液を作り、鉢植え芍薬の葉についたうどん粉を洗い流すようにタップリ撒布し、残りは周囲の植物に噴霧してきた。
久しぶりに口を開けた噴霧器からは、懐かしい香りが漂ってきた。
遠い記憶、インド、のどかな田園風景が広がる。
初めて足を踏み入れたBurdwan県の畦道で漂っていた香りに近い。
ニームオイルが郷愁の素となっているのだろうか?
クレールフォンテーヌうなじ |
早くに室内に取り込み明るい窓辺に置いていたのだけれど。エンボリズム〔本ブログ記事「透明な氷」〕が起きてしまったような感じだ。
日当たりが良く寒風が当たらないところに置いてあるもう一苗は頗る元気だが、昨年も取り込みが遅くて越冬させられなかったのを考えると、早晩室内へ取り込むべきなのかもしれない。
生ニームを栽培して大きくするにはまだまだ修行が足りないようである。
深窓の姫君?アルブレヒトデューラーローズ |
明日時間があれば、明日に、なければ週末に鉢を引っ繰り返してみよう。楽庭のアブラハムダービーは、根頭癌腫を克服した苗だけに、なんとか手助けして命をつなぎ止められれば良いなと思っている。
さて、単刀直入に本稿のタイトルについて。
Consistency・・・これも羅語由来の英語である。
右サイドバーのOnline Etymology Dictionaryを繰る。
consistencyもういっちょついでにconsistも繰る。
1590s, "firmness of matter," from M.L. consistentia or directly from L. consistentem, from consistere (see consist). Meaning "state of being in agreement or harmony" (with something) is from 1650s; meaning "self-consistent" is from 1716.
consistなるほど。
1520s, from M.Fr. consister (14c.) or directly from L. consistere "to stand firm, take a standing position, stop, halt," from com- "together" (see com-) + sistere "to place," causative of stare "to be standing" (see assist). Related: Consisted; consisting.
時流に即して言うならば、「ブレないこと」だ。
「筋を通す」ということだ。
普段の精神状態があっちへフラフラこっちへユラユラしている楽趣味には、とても難しそうなことであり、また、そうありたいと憧憬の念を抱く「生きる姿勢」を表現していると言えようか。
冷静になって自らを客観視した時に「掃いて捨てればよい」と思えるような事で落ち込んだり、悩んだり、ダメージを受けたり、沈んだり、腹を立てたり、呆れたり、情けなく感じたり、失望したり。
そうしたマイナス指向の感情は、元を正せば
"not consistent with myself"
って事に繋がっていないだろうか?と思ってみる。
何を考え、何を表明したいのか?
何を求め、どのように実現していくのか?
誰が何を言おうと、自分に正直にいられるか?
自分がどう感じ、如何に素直に其れに従うことが出来るか?
良いものは良い、悪いものは悪い。
口には出さなくても、自分の中できちんと評価が下せるか?
しっかり胸に刻み続けていけるか?
そして、凛とした姿勢で生きていけるか?
見失いがちな道標を思い出させる一単語である。
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