study room-欠乏症1-では植物に必要な元素が足りない時に起きる症状についてまとめた。逆に多すぎた時にはどうなるのかをピックアップしてみた。参考文献は上述の「欠乏症1」と同じ。
《栄養過多で起きる現象》
・クロロシス
植物の上葉に生じる場合は、銅、亜鉛、マンガン、ニッケルが過剰かも。下葉に見られる場合は、ホウ素過剰かも。
・ホウ素過剰だと葉緑が枯死する場合がある。難しいね。ホウ素が足りないと根がダメになったりするし、
多すぎると他の部位に影響する。
・マンガンが多いと葉に斑点が生じる場合がある。
・チッ素過剰
葉縁が褐変したり、下葉から褐色斑点が生じてくる。悪化すると葉は暗緑色となり捻れる(←これはバラの葉で見たことがあることかも)。ブルヘッドが見られる(我が家の『イングリッドバーグマン』の2009年一番花で現れた現象)。
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う~~ん、箇条書きするだけじゃチンプンカンムリ!
他にもあるのだろうだけど机上の空論になりかねない。現実は元素単体で構成される家庭用園芸肥料はないし、単に施肥量だけでなく色々な要因が絡み合って植物の状態をつくりあげるわけだから、もっと実態に即した納得いく何かが欲しい!誰か~~っ!
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って、ここまで書いて放置プレーすること数ヶ月(--)。
改めて読み返して、やはりチンプンカンムリ。
というか、自分の庭実態に即していないことがアリアリ。
で、更に改めて自分ちの庭を思い起こして考えてみた。
すると・・・
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この後、結構濃く長い続きを書いてリンクを貼り付けようとしたらエラーが生じて・・・消えちゃった;;;びぇ~~ん!楽の時間を返せ~~~!!
ってんで、再び執筆意欲萎え萎え~~((--
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気を取り直して、自分で自分を叱咤激励^^
やるべき時にやっておかないと。
で、最初にまとめた箇所をツラツラ眺めて頭を捻ってみた。
(1)クロロシスについて
昨年夏頃一部にクロロシス症状が見られた(その時の経緯はRosalind Infinita「クロロシス」(09-08-06)等に記録)。葉脈間が白っぽくなったので、FeかMg不足かと思い、下記即効性液肥二種を施したら(灌水と撒布)程なく改善された。
アルゴフラッシュ バラ専用液肥 1リットル
ペンタガーデン プロ 350ml
微量元素が不足する時だけでなく、過剰の時もクロロシスが発生することもあるんだ~?それはどんな時期で、どんな症状になるのだろ?新芽が吹き出す時も考えられる?・・・とふと思った。今後の課題にしよう。
(2)窒素N過剰について
study room-栄養素-でも書いたが、Nは植物体のタンパク質を作る必須元素で、葉緑素や核酸にも含有される。study room-植物の体〈序〉- で学習したように花は葉が変形したものと(植物学では)捉えられているから、Nは葉を育て花芽の形成に関与する重要な要素であるわけね。
新芽が吹き出し葉が展開しつつある今の時期の楽んちバラのことを考えてみた。去年の今頃、雨水のかからない場所や風通しがイマイチな所に置いていたバラや新参者のバラ、うどんこ病にかかりやすいと言われているバラにうどんこ病が発生して週末はその対処に大わらわ(←大袈裟)だったかもと。今現在はうどんこ病発生は皆無っぽいけど、もう少し気温が上がると発症するのかな?
うどんこ病について、昨年の対処記録については、
・ウドンコ病Powdery mildew
・Rosalind Infinita「うどんこ病との闘い」
をどうぞ♪
話戻って、N過剰とうどんこ病とどういう関係があるのかと調べてたら、イチゴ生産とうどんこ病のサイト(「うどんこ病いちご,ウドンコ病イチゴ」)にぶつかって読んでみたです。
それによると、
N過剰
↓
細胞壁弱化
↓
うどんこ菌の侵入を容易にする
という流れでうどんこ病は窒素過剰が原因の一つだという話。てんちょBBSでだったか、どこでだったか目にしたなぁ・・・と、改めて自分の鶏頭ぶりに感心したです(^-^)エライ? ←アホか・・・
他の参考サイト「養分の過剰と欠乏〔PC(ピーシー)農法研究会〕」はコチラ
要するにN過剰だと葉っぱにNが未消化のまま残存してしまうから、病気に対してひ弱になっちゃうってことでしょうね。体力を付ける筈の栄養素が逆に病気に罹りやすい体を作ってしまう。人間で言うとメタボってことでしょ?おまけに、日照条件が悪ければ光合成活発化しなくて葉緑素を持て余しちゃうだろうから尚更ひ弱な身体になっちゃうんでない?
ならば、うどんこ病に罹りにくくしてやれば良いわけだ。
どうすれば?
人間のメタボリックシンドロームの場合は・・・
基礎代謝の向上委員会ですか?>医療関係なお方々。
上のイチゴサイトにも
ウドンコ病の蔓延を防ぐには、イチゴ体内の過剰窒素を代謝消費させ、さらに土壌中の窒素をやや抑え込む事が必要って書いてアルです。
多肥で窒素過剰になってしまったバラ体内の代謝を上げるにはどうすればよいの?同じくイチゴサイトにはこんなことが書かれています。
二価鉄というのは植物が利用吸収できる形態の鉄です。この二価鉄が植物体に吸収されるとタンパクの合成が活発化し、同時に窒素の代謝も良くなります。過剰に蓄積された窒素が利用吸収されるわけですから、軟弱化した細胞壁もやがて回復してきます。
ふ~ぅん。二価鉄か。。。無機鉄の中で三価鉄と違って吸収されやすい鉄だよね、確か。酢豚が貧血改善のためのよく知られた料理だとされるのは鉄鍋で酢を使い鉄器から溶け出す鉄を消化吸収の良い二価鉄に変えて安定化させるからだって大学の先輩が教えてくれたっけ、そいえば。あ!急に酢豚が食べたくなって来ちゃった(^^;
そいえば、てんちょが以前「バラのうどんこ病には米酢も効きますよ~」ってなことをBBSで書いてたっけ・・・
( ̄0 ̄! あ! そうか!
土壌中もしくは植物体内に存在する鉄を二価鉄に変化させればN過剰メタボになってる状態を改善出来るからかも、ぢゃん!酢の希釈液を撒布すれば代謝を促進させられるのかも、ぢゃん!
去年うどんこ病に罹ったバラには物理的対処法として弱アルカリ性のセスキ炭酸ナトリウム希釈液で患部を拭き取ったりした(それはそれで消毒代わりになって上手くいった)けど、病気がひとまず沈静化した時に、てんちょの言ったことを思いだして米酢希釈液で「一葉」の花首を拭いたら綺麗に治って、それ以来うどんこ病発生しなかったんだった!
ということは・・・うどんこ病に罹りにくいバラの体力向上のためには、弱酸性の酢が良いんでない?って極々単純な鶏頭で考えてみましたが、いかがでしょう?
最後の「そいえば」:何年か前、クエン酸〔ヒドロキシ酸〕希釈液も使ったことあった。あまり効果が見られなかった感じだったので、去年は1本購入した竹酢液〔酢の成分と同じ酢酸系〕を緑ニームに混ぜて春に撒布したりした。目に見えた効果ってのはなかったけど、いつもなら秋にも発生するうどんこ病は出なかったわ、去年。
以上、ダラダラと、ただひたすらダラダラと書いてみました。
いずれ、もちょっと実態調査を進めて整理したいと思うです。
最後に木酢液についての資料を掲載して・・・今回はオシマイ!
農水省、環境省における資料収集
↑
読んでね♪
書いた事、
返信削除よく覚えてるね(笑)
肥料は、ついつい足し算したくなるけど、
あるところから引き算が大切になってくるよ~^^
てんちょ~~♪
返信削除>書いた事、よく覚えてるね(笑)
そりゃあ~、もぉ、あれがあれであれしてあれですから^^
実際に使ってみて凄く良く効いたし、手近にあるものだったし、天然物だし(^0^)
>肥料は、ついつい足し算したくなるけど、
>あるところから引き算が大切になってくるよ~^^
う~みゅ・・・
このフレーズを噛みくだいて消化吸収するのに
どれだけの時間が更に必要なのであろうか(--;
足し算も引き算も苦手~~~!!
ああぁぁ・・・だめだぁ~
返信削除これを読んで理解する気力が今日は無いわ。
いい年こいたおなかの風邪は堪えましてよ!
でぇ~じょ~ぶかぁ~>みけさ~~ん^^
返信削除・・・なんか、1年近く前にもどこぞで同じ様な状況があったようななかったような(^^;
ここのところ春風邪が流行ってる?バトラも「お腹と鼻と喉にくる」風邪だそうです。熱が出ない風邪って辛いっすよね。
とろっこで、窓の外は、ごぉおおおおっ!!!ってもの凄い風が吹いてます。
あ~ぁ、今夜もまた目が覚めるのか・・・やだなぁ。
神経休まらん!