どれか株にうどん粉病菌の残党が付着していたのかしら?
それとも、新しくやって来たバラ苗に?
ま、それほど大した症状ではないし、
蔓延してるってほどじゃないから、
対処療法で凌げるかなって感じですけど。
バラのうどんこ病再考2010にもまとめた通り、
うどん粉病は季節の変わり目、
高温乾燥へ向かう時期に発生しやすくなるです。
土壌がN窒素過多にならないよう予防に努めるのが良いらしいっす。
軒下になる出窓に這わせているブーケドールもその一つ。
葉っぱの縁に白っぽく粉吹いているように見えるのは、
ふと思い立って米のとぎ汁をシリンジしたから。
それが乾いて白く残ってしまいましたとさ。
昨年までの経験から、うどん粉対策で有効と思えるものを整理。
うどん粉病が発生したら
1)水で洗い流す
2)セスキ炭酸ナトリウム希釈液で拭き取る
3)アグリチンキを撒布する
4)米酢希釈液で拭き取る
ってなもんですかね。
これを一度に全部施すのではなく、
例えば1と3の組み合わせとか、
花首までうどん粉が到達したら4を実行するとか、色々適宜。
正直なところ、米酢を台所から庭へ持ち出して希釈液を作るって結構メンド草刈民代なんっすよね。
だから、ちょこっとのうどん粉病なら、
手の腹で患部を擦ってうどん粉病菌を窒息させようと試みたり、
水遣り時に水シャワーを浴びせたり、
時々思い出したようにアグリチンキを撒布したり、
ま、気分次第でやってるって感じです。
それで『治まれば良し、治まらなければ蔓延を防ぐ』
んでも、これらは、とどのつまり、物理的対処。
つまり、植物体の外側で治療を施すってことっす。
「出来るだけ手抜きをして楽しくバラ栽培^^」
ってことには即しているかと・・・
な~んて思ってたところへもってきて、
例によって例のごとく、勉強熱心なnagukanさんが、なにやら家庭園芸用土壌改良資材のミリオン・ミリオンA・ハイフレッシュがうどん粉病に効果があるのではないかと某所で呟いていらして、「ん?ミリオンもハイフレッシュも楽庭にあるでよ~」ってんで早速中身取説を見てみました。
ミリオン・・・楽庭では昨年末から導入し、バラ苗の冬季用土替え時に、根腐れ防止に用土に少量混ぜておる代物。
ミリオンの素は、秋田県の八沢木という地域のみで採掘される白い粘土の珪酸塩白土で、当該商品は、採掘された珪酸塩白土を乾燥処理してあるもの。ミネラル分を多く含み、その効果は上記ページにも列記されているように様々多方面。
でもって、今回の注目点は「肥料効率のアップ」
珪酸塩白土のコロイドは、通常では根が分解・吸収できずに流失してしまうリン酸化合物からリン酸を切り離して、吸収されやすいリン酸カルシウムやリン酸マグネシウムに再固定させます。リン酸を取り込むこのような機能のためにリン酸の効きは非常に良くなります。また、珪酸塩白土は土壌中(水中)の余分なアンモニウムイオン(チッソ成分)を吸着して貯蔵し、不足してきた時に土壌に還元する機能もありますから、肥効をコントロールし、チッソの効き過ぎを防ぎます。このため花付きがよくなり、果実類も食味が良くなり、また、チッソの効き過ぎによる障害を緩和します。だそうです。
すっごぃ働きかも^^
「土壌中のアンモニウムイオンを吸着→貯蔵→還元」
珪酸塩白土は、植物がうどん粉病に罹りやすい土壌環境を元から改善することに有益かもしれないわけですよね。
・・・っていうことは、
うどん粉病を植物の外側から物理的に除去して対処療法するのとは異なり、植物体内に大きな影響を及ぼす土壌環境を適正なものに調整するってことっすよね。
・・・っていうことは、
植物のメタボ(比ゆ的な意味で)環境を改善するってことかも。
・・・ってんで、
早速、資材ボックスからミリオンを取り出して来て、
うどん粉病完治していないバラ苗株元にちょっぴり撒きました。
軒下と軒外の狭間におわしますニフェトスの蕾
軒下側の葉っぱに少しうどん粉病が出ています。
雨粒の重みで枝がしだれるサフラノ。
サフラノの奥に見える小さな丸っこい蕾が粉粧楼。
粉粧楼はうどん粉病に罹りやすい品種と見聞しましたが、
入手当初、軒下配置でほんの一寸うどん粉罹病後は
殆どうどん粉病に罹っておりません。
花弁が薄いので、どうしようかなぁ~と思ったけど、
思い切って今年は軒外で育ててみることにしました。
吉と出るか凶と出るか?
去年は初っ端から軒外で育てていたけど、
秋に少しうどん粉病に罹ったブルーメンの音楽隊。
月月粉(ユェユェフェン)の雨に濡れたうなじ
今のところ、うどん粉病とは無縁なプリンセスドゥサガン。
あ、プランセスドゥサガン。
アイズフォーユーの裏白うなじと蕾。
お外で雨風受けてものびのび育ってます^^
さて、この一枚に何品種のバラが写っているでせうか?
さぁ?
あたちにも分かりませんですだ。
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