2010-02-17

study room-放線菌缶論^^-

〔バラは昨秋の「あおい」。花のステージごとに色が変化します。〕

本稿を起稿したのは数ヶ月も前のこと。
文字が埋まらぬまま、いつ投稿しよう・・・と目を回し、
いや、考えをめぐらしつつ、
ず~っとほぼ空白でほったらかしにしておいた。

いつまでも寝かせておくとコンポストになっちゃうかも^^;
ってんで、意を決して重い腰を再び上げたのでした。

しかし・・・まとまらな~~い!
む、難しい~~~っ!

「難しい話 きら~~い!」

というメアリー・レノックスさんの文字声が聞こえたような・・・
空耳かな?(^^;

ま、一度に整理が付けられそうもないので・・・
ってぇのも、ひとたび微生物のことを調べようとすると、
真核生物だの原核生物だの、真正細菌だの古細菌だの、
はたまた窒素固定だの、光合成細菌だの嫌気性細菌だの・・・
終わりのない生物学ドツボに嵌ってしまう恐ろしい予感が..。

えぇ、えぇ、これもシリーズ化させていただきますよっ^^
ちょぽっとずつ、ね。
はいー、大きく息を吸って~っ
とめて~っ



さてと、覚悟して覚悟されちゃって(?)逝ってみよ~~っ!
まずは、楽と放線菌とのロサウィルス的な(?)接点から・・・

〔昨年11月母の入院医療施設近くで撮影した晩秋の公園〕

楽幼少の砌「おもちゃ代わり」にと母が持ち帰って来た薬剤の缶。
蓋を開けたり閉めたりするときの音が気に入ったのか
カチャカチャカンカン鳴らして遊んでいたらしい。
形も大きさやデザインも様々だったが、
お気に入りは丸缶ではなく四角い缶だった。
蓋を開け閉めする時の金属同士が触れる感触が
何ともおもしろく感じられた、のかな?^^

中でも白地にオレンジと薄緑(だったかなぁ?)のラインが入った
デザインの缶がお気に入りだったらしく、
凹みが出来たり表面塗料があちこち剥がれたりしていた。
分からないなりに何度も同じ文字を目にしていれば覚えるもので、
「ストレプトマイシン」という薬剤名が記憶の片隅に。
遙か昔、恐竜時代の記憶が今になって蘇ってきたのは・・・
ロサウィルスの仕業に違いない(^^;

〔バラはシュネープリンセス。あ!この子の土替え忘れてた!やらなきゃ!〕



そう。
嘗て「国民病」とも言われ、21世紀に入って「過去の病気ではない」と警鐘が鳴らされた結核、その病気治療のため使われていた抗生物質である(現在使われているかどうかは分かりません)。つい最近も所謂「芸能人」が結核に罹って隔離されちゃったでしょ?撲滅された病気じゃないのですねぇ。

ストレプトマイシンという薬剤名は放線菌に属する「ストレプトマイセス」に由来する。

【じゃ、その放線菌って何なの?】

ちょっと濃いけど、
・微生物の用語解説
・放線菌とは?〔広島大学大学院先端物質科学研究科〕
とかを斜めに読むアルね。

読んだら頭痛くナタね・・・(-”-;

日本放線菌学会てのもアルから貼り付けておくアルね。

よゐこのためのNITEkids微生物いろいろ 放線菌ではもちょっと分かりやすく図説されてます。←なら、なしてそれを引用ぺったんしないかって?放線菌の走査型電子顕微鏡画像が掲載されててページを開いてみた方が手っ取り早いから。それに、ふりがなが振ってあって、ちょいと読みにくい。
ふりがな省いて一部をペッタンコするアルね。
放線菌(Actinomycetes)
主に土壌中に生息する原核微生物で、細胞の構造や大きさは細菌類と似ているが、糸状菌(カビ)のように放射状に菌糸が生育しその先端に様々な形の胞子を形成する。生態系においては、落葉などの有機物の分解や物質循環に関わる分解者として大きな役割を果たしている。

2)放線菌の生態とその特性
放線菌は土壌中で胞子の状態で休眠しており、栄養源などの条件(強調:楽趣味)がそろったときだけ菌糸状の生育を行うと考えられる。また、空気中に伸長する気菌糸が分化する際に、二次代謝産物の生産が向上することが明らかとなっている。

3)放線菌の種類
放線菌は気菌糸上に胞子のうを形成するタイプ、分節胞子を形成するタイプなど様々な形態を示す。その種類は多く、現在までにおよそ1,000種が知られている。

ほほぉ~~。何だか分かったようなわかななような^^;
一口に放線菌といっても、そこには色んな属があるらしい。

んがっ!〔この「んがっ」は鼻濁音で読んで下さい^^〕
中でもストレプトマイセス属Streptomycesは放線菌の大半を占める細菌bacteriaらしく、これがっ!こ~れがっ!抗生物質を生産するというのだから、凄いですね~、微生物の世界。

んでもいっこ抗菌薬の作用機序っつ~とこの4番を斜め読みすると、ストレプトマイセス属から生成された抗菌薬は「細菌のタンパク質合成阻害」機能があるってんだなぁ。

ま、これはあくまでも人間の医薬品での話だけど。
「抗菌薬は人の細胞を傷つけずに細菌だけを選択して攻撃する作用(選択毒性 selective toxicity)を持つ薬剤」ですって書いてあるし。

んでもね、ストレプトマイセス属放線菌の基本的な属性としては「細菌のタンパク質合成阻害」作用があるわけで、それが土壌中に存在しているわけで、しかも、同属の殆どが絶対好気性菌なわけで..。

〔バラはアブラカダブラ。先日クイズの答え。黒星病歴3年^^〕

ま、ここらへんのことは追々整理していくことにするとして・・。
放線菌が土壌にたくさんあると植物が病気に負けない体力が付くって言われる所以は、こうした事と関係するみたいですね。

例えばバラの二大病と呼んでも過言ではない「黒星病」「ウドンコ病」は「糸状菌」と一般に呼ばれる病原菌の仕業だけど、これらの病原菌細胞膜主成分は殆どがキチン質なわけで、放線菌はこのキチン質を分解する酵素である「キチナーゼ」を出してキチン質を分解した上で栄養分として自らの体内に取り込むらしいんです。凄いですねぇ。頼もしいですねぇ。

だから、土壌中に放線菌の増殖を促す素材/資材を鋤込んだり撒布したりして病気に耐える体を作ってやるてぇのがバラを育てる上で重きを置いてくるのでしょう。

・お馬の堆肥
・ニーム大佐
・アグリチンキ
・ノースキトン
・バイネキトン
・バンブーパウダー
・バラの家 堆肥

これらが今んとこ楽庭で活躍中の良質素材/資材かな?

HTの「アブラカダブラ」については当ブログでその黒星病闘記を何度かログに刻んでいます。木も4年目に入り少しずつ充実してきているようで、今年も黒星病に罹るでしょうけれど、漸次的にでも罹病の度合いが軽くなってきているように見えます。どんな感じになるのかなと楽しみでもあり・・・。


日本キチン・キトサン学会ってHPもペッタンコしときまひょ。
・日本キチン・キトサン学会

放線菌のことについては、今後も別の角度から、また、他のテーマと複合する視点からも少しずつ掘り下げて行こうと思っています。

結局楽曲、収拾がつかない未整理のまま・・・
頭の中にナ~ジが這いずり回りそうなので、
取りあえず、今回はココまで。

・・・to be continued



※っさぁ~せん・・・もう、息吐いてもよろしか?
  


=*=
あおい(FG桃色)国産苗新苗6号鉢植え品 ●
スノーホワイト【シュネプリンセス】(Pol白)国産苗大苗6号鉢植え品 ★
アブラカダブラ(HT覆桃)国産苗大苗6号鉢植え品 ★

サラブレッド お馬の堆肥 20リットル
バラの家 ニーム核油かす 2.5kg
アグリチンキ36 1リットル
キトサン系活力剤ノースキトンL 500ml
★店長おすすめ日射量不足補完に植物活力剤バイネキトン500ml
竹の力で土を再生 土壌改良剤【HYPONeX】バンブーパウダー 10リットル エコガーデン
店長プロデュース《×5袋☆》◆ 『バラの家 堆肥』(バラのたい肥)14リットル×5袋

 ♪

11 件のコメント:

  1. あがぁ~
    このあたりのことは遠い遠い昔に細菌学とか公衆衛生学とかで、何やら習ったような習わなかったような・・・・
    習わなかったわけがないんだよ。でもよく覚えてない。

    結核は今ひそかに広がる怖い病気になりつつありますよ。
    国民病とか言って大っぴらに騒がれてるほうが、早期発見は楽だったかも。
    皆さん風邪だと思った咳や微熱が2週間以上続いたら、とりあえず医者に診てもらいませう^^

    って、なんでよそのうちで一人結核予防週間やってるんでしょ。
    失礼いたしましたぁm(__)m

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  2. みけさん ミッドナイNamaste/^^

    細菌学って非常に興味ある分野ですが・・・難しかー!です。思い出してくださ~~い!(-人-)^^;

    結核侮るべからずですよね。世界的にみても抑えられてはいませんし。

    日本も嘗ての国立結核専門病院が名前を変えた医療機関になってますけど、専門病棟は残ってるんでしょうかね?

    今夜は遅くまで・・・奥さ~ん^^

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  3. むずかし~~ぃでしゅぅ=おきらいです!! @0@
    でも楽ちゃま=え・ら・い・と感銘は受けてます!!

    先日載せていらした疑惑の“わくらば?”は病気じゃないと思うのですが・・

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  4. 今日は夜更かし^^
    でもそろそろ寝ないとなぁ~

    専門病棟はいまだに残っていますよ。数は少ないですが。
    今排菌している患者さんが一般の病院で出ると、結核専門でなくても、感染症用の隔離病室を持っている病院ならば入院が可能になってます。

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  5. メアリー・レノックスさん ミッドナイNamaste/^^

    あはは(^0^)おきらいです!!かぁ・・・
    やはり、空耳ではなかったですね。

    ですよねぇ・・・頭の中に糊がガビガビ状態です^^

    疑惑の「わくらば」って言うのですか?
    どこかで目にされたことがおありでしょうか?>奥多摩

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  6. みけさん

    隔離する必要があるのですよね。あの所謂「芸能人」も隔離されちゃいましたものね。それ専用でなくても、いざというときにフレクシブルに対応できる設備だと尚良いかも。
    以前の国立療養所の多くが、あらたしい院名に何故か共通の漢字一文字があるのが、ちょいと不思議。

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  7. おおぉっ!不勉強なことこの上なし。
    http://kotobank.jp/word/%E7%97%85%E8%91%89
    季語になっているのですね。

    また一つお勉強になりました。
    ありがとうございました>言霊グルm_ _m

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  8. 季語では夏の言葉ですね^^
    先日の『なぞの斑点』
    冬を越して長い日々を過ごした葉に、時に見られる様に思うのですが? “さび病”は症状が目に入った段階で即
    “病気だ!!”って解ると思いますよ^^;

    猫柳のポンポンがふっくらして、小さな春にあちこちで出会うようになってきましたね ^^ 御身体お大切にね
    おやすみなさい

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  9. サワッディー(タイ語でオハヨウゴザイマス)(^^)/

    あががぁ~!(寒天ぷるぷるシェンコですね>みけさん)
    クイズの答え・・・かすりもしてなくてお恥ずかしい^^;
    よそ様の庭バラがみぃんなベッキー女王に見えてしまうほどなので。精進します。
    タダイマ((´‐公‐`))精進中。

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  10. メアリー・レノックスさん 朝のNamaste/^^

    謎のわくらば斑点についての貴重なご意見ありとぅ~っす。規則的な斑点の出現で、おもしろく思ったのでした。それに、殆ど変化茄子で長いことそのままでしたし、他に伝染するようなこともなかったので不思議に思ってました。なるほど冬の寒さにあたった症状とも考えられますね。
    さび病はオレンヂ色の粉をふくので違うかなと思ったです。キク化の植物に以前出たことがあります。
    ♪ちいさい春ちいさい春ちいさい春みぃつけた♪
    メグスリノキにも小さな茶色っぽい芽が膨らみつつあります。

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  11. chibeスミティ クップンカーp^^

    ぷるぷるシェンコってオリンピックに出てるんですよね。あのシトのビールマンスピンは、みるにはちょっと痛々しいっす。体かたそうなのに...
    今日も寒い、洗濯物が乾きにくい。
    せめて晴れてくれないかなぁ・・・

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