2010-10-11

肥料の話(2)-焼いて移動する-

疑問に思ったり、引っ掛かる事があったら即メモしておくべし!
厳し~いセンセの教えを忘れてはおりませんことよ>Sセンセ

というわけで、いつまで続くか分からない肥料の話第二弾。
な~んて、エラそうなタイそうな・・・
単に『肥料になった鉱物の物語』から「焼畑農耕」について抜粋してるだけですので~~悪しからずm(_ _)m(Wikipediaでは焼畑農業となっていますた)

バラはマチルダ、マチルダはバラ^^

以下、初期の農業形態としての焼畑について上記書籍第6章「19世紀に起こった肥料革命とその影響」からの引用。
・・・略・・・大きな樹皮は剥いで枯らし、枝を落としてから火を放つことであった。これによって切り株を残して日の当たる空地ができる。植生の中に蓄えられていたリンやカリウムやカルシウムなどの養分も、灰となって可溶化し土に供給される。また人間が育てたい植物(作物)と競合する植物(雑草)の種子も死滅する。
 さらに火の熱で土壌表層の生物も一時的に死ぬが、これは土壌中の生物相を攪乱し活性化するので土壌有機物の分解が促進され、その中に含まれていた窒素養分を解放する働き(焼土効果)をする。そしてその後に掘り棒で地面に穴を掘って、根菜類の種芋を植えたり、マメや穀類の種子を播いて水をやると、食料採集時代に比べてかなり多くの食料が得られる。
 こうして何年間はひとところにとどまることができる。しかし土壌養分の作物による収奪や流亡によって、一時的にもたらされた土の肥沃度が低下し、雑草も勢いを盛り返してきて満足な収穫が得られなくなると、別の場所に移動して再び火入れを行う。これを何回か繰り返して、森林が再生したもとの土地に戻ってくる。このようなところから焼畑農耕は移動農耕とも呼ばれる。
・・・略・・・たとえば、熱帯から温帯にかけての気温と雨量が十分にあり、また土地の傾斜が強くなく土層も浅くないところなど、つまり一時的に植被がなくなっても土壌浸食の恐れのないところである。
何だか難しそうな単語が出てきたにゃ^^
「生物層を攪乱し活性化する」って?
「窒素養分を解放する働き(焼土効果)」って?etc., etc.

それはおいおい調べていくことにして、何年か前、「焼畑は森林破壊につながるのでは?」ってなCFが流れていたのを思い出したずら。で、こ~んなページもあるのねってことで掲載。
世界各地の焼畑についてリンク集は・焼畑のリンク

それともう一つ、ラテライトについてのWikipediaもリンクぅ~。


2 件のコメント:

  1. 移動するのはともかくとして、

    みけ宅庭・・・・

    やれるもんなら、一度焼畑したいですわ!

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  2. ぶふふ(^m^)「競合する植物」の生育を抑えるためと「草食性生物」の摂食行動を抑制するためですかな?

    あたいも部分的に焼畑した~い!(出来ないけど)

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