2010-09-02

生物農薬について-memo-

最近Upした生物農薬に関する記事は以下の通り。

・対イモムシ系BT剤『ゼンターリ』:気が済まないタチなのねん^^
・対カミキリムシ系BT剤『バイオリサ』:カミキリムシにBT剤?

ゼンターリの販売者である住友化学が提示している商品概要には「ゼンターリは ⅠAa、ⅠAb、ⅠAc、ⅠC、ⅠDを持っているので、コナガだけでなくハスモンヨトウなどの大型りんし目にも効果があります」とある。従来のBT剤と違ってアイザワイ(九州大学農学部の鮎沢啓夫教授の名字由来)系統のBT剤だから、カヴァー範囲が広がってるという話。
記事を書いた時に思ったです。ゼンターリがイモ系の虫だけに効果があるってことは、ま、生物農薬だから当然といえば当然なのでしょうが、甲虫系にはゼンターリの存在はどってことないってことなのか・・・って。特異性のある効果ってことですかね。

バイオリサというカミキリムシ向けのBT剤についてもゼンターリ同様、薬剤が効き目をあらわす相手が特定されているから、バイオリサはイモ系の虫やオンシツコナジラミには効果がないらしい。ま、当然といえば当然なのでしょうが。同じ甲虫系ってことで、コガネムシ類やチョッキリ/ゾウムシには効果ないのかなぁ?ま、リサってことだから、カミキリムシの弱点を突いたものなのであって、ガネヤンやチョッキリには効力はないのかも、だわね。
どこかでバイオリサならぬバイオチョッキリ研究してる機関ないのかなぁ・・・(切実)

オンシツコナジラミと言えば、住友化学と出光興産の共同開発によって出来たBT剤があるんだけど、如何にも関西系の住友が関与したんでない?って感じのネーミングなのだ。
その名も「ゴッツA」
ま、ネーミングはどうでもええねんけど・・・(^^;

とろっこで、日本での微生物農薬研究の歴史は長いみたい。
で、今回覚書として以下のページをリンクさせておきたいのだ。

・生物的防除
・東京農工大学農学府(部)における植物保護分野の産官学連携研究の概要

東京農工大学TATのページはパワポ作成っぽい図説だから
読むのに時間かからないっすよ~♪

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