2010-09-25

白紋羽病Rosellinia necatrix

弱っていたたっくん2号ですが、株元に腐れが入った段階でかなり切りつめて土替えをしましたが、段々と弱るばかりで、先月ご臨終を確認致しました。

で、諦めの悪い楽趣味は、万が一ひょこっと芽が出てくるかも知れないと(今まで何度かそういうことがあったため)すぐには処分せずにおりました。本日、秋の庭掃除をするに際して、たっくん2号のお葬式をすることにしました。

で、鉢から抜いてみたところ、
根っこに白い蜘蛛の巣が丸められたような白装束が・・・。
以前下記のページで見たことのある白紋羽病の菌糸によく似ている。
そう思ってビニールシートの上に広げてみたところ、白装束が結構まとわりついておりました。
確か、有効薬剤はなく、多犯性の子嚢菌がなせる病で、
土壌は熱湯消毒すべし!とあったはず。
下記ページを確認して、直ぐにでっかい鍋に湯を沸かし、苗を抜いた鉢土を熱湯消毒致しました。

バラの白紋羽病について、タキイのHPにあるバラ類病害情報からは
・バラ類 白紋羽病
根の表面に白色の菌糸の束がまとわりついて腐敗する。病勢の進展は慢性的である。
病原菌は、ロセリニア ネカトリックス(Rosellinia necatrix)という子のう菌類に属する糸状菌(かび)である。通常は菌糸のみで、菌糸が束になって太い白色の菌糸束として観察されることが多い。菌糸の生育温度は10~35℃、適温が20~25℃。多犯性である。
土壌伝染し、多くの草本や木本植物を侵すため、互いに伝染源となる。土壌中に埋没した粗大有機物でも増殖して、伝染源となる。粗大有機物のセルロース含量が約3分の2に減ずるころに、腐生菌との競合に負けて死滅することが多いという。
発病株を発見したら、株元の土壌を取り除く。粗大有機物を施用しない。改植時には60℃以上になるように、温湯処理による土壌消毒を行う。本病に登録防除薬剤はない。

・白紋羽病 Rosellinia Necatrix Prillieax
病原菌は植物体のセルロースを炭素源として利用するので、土壌中の粗大有機物は繁殖を助長する。したがって、粗大有機物が敷き込まれた園や開墾後の新植園、果樹、森林、桑なとの跡地に発生し易い。病原菌の発育は土壌に空気の流通がよい場合、温度20~25℃、土壌酸度は弱酸から中性くらい、土壌湿度は容水量の70~80%くらいが好適である。なお、樹勢が弱った場合は多発しやすく、病勢が急激に進むので樹木、花木等は強健に育てる。

粗大有機物・・・?
植え替えに使った土は、そんなもん入ってない土(赤玉土)だったんだけど?

もう一つの頼みの綱NIFS花き研究所病害虫図鑑には現在アクセス出来ません(--)WHY?
ページが利用出来るようになりました(9/27確認)

2 件のコメント:

  1. たっくん2号 ダメでしたか。
    白紋羽病は、進行はゆっくりだということですが、
    ゆっくりとゆっくりと蝕まれて行ってしまうのですね。

    ウチでこの夏☆になった皆さんも、往生際悪く今だお葬式をしていませんが・・・
    そろそろふっ切らないとですねぇ。

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  2. みけさん Namaste/^^

    残念ながら、回復には到りませんでした(T^T)
    樹勢が弱っている時に感染したのかも知れません。
    しかし、別れはいつも突然に・・・なんか、違うけど、
    弱りだしてから早かったですね。
    植え付け直してからもあっという間。植え替えした時は特に根にはそれらしいものが見当たらなかったのですけど、こればっかりは目視確認出来ないですからねぇ(--;;
    もしかしたら、葬儀順番待ちの間に拡大したのかも知れません。早めに抜いて見てみることをおすすめします。

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