2011-04-30

男の涙

場当たり的・・・該当する
根拠が無い・・・該当する
浅はかである・・・該当する
血迷っている・・・該当する
見通しが甘い・・・該当する
一貫性が無い・・・該当する
自己弁護に終始・・・該当する

いま、ここで、目を覚まさなければ、明るい未来はない。
いや、もはや、目を覚ますことさえ出来なくなっているのか?


震災から「なななのか」を過ぎてもなお、明るい兆しが見えてくるどころか、日々暗澹たる気持ちになる報道ばかり。

1ヶ月ほど前の会見で
一瞬言葉につまり
目を少し伏せた男がいた。
涙をこぼすまいとしているのか?
そう、思った。
情けない
とも、思った。


黒い瞳は見ているぞ。
あんたたちの愚行を。


一連の原発事故対応
とっちらかり、
混乱を極め、
後手後手に回っている。

一ヵ月半もの間、である。

余りに情けない。

そして、今度は、許容線量の実質引き上げだ。
事故現場作業員のみならず、
子供たちに対してもそれを強いるのかっ?!

被災地の子供たちが安心して学校生活を送れるように。
被災地の幼子の屈託の無い笑顔を汚染しないで欲しい。
これ以上、傷つけないで欲しい。
将来に禍根を残すようなことをするな

子供たちの甲高くも明るい笑い声と喜びにあふれる顔を見たくて、あれこれ配慮して救援活動を行っている人達の気持ちも行動も全部踏みにじるつもりか?!

20ミリシーベルトの根拠は何だ?
扱い方もよく分かっていない、
対処の仕方も分かっていない、
将来的なダメージも未だ暗闇の中、
そんなものを相手にしてるんだぞ。
この世の中に、明確な根拠を示せる人間がいるのか?


正義をなすべきだ。
議会制民主主義国家ではなかったか?
法を遵守すべきだ。


昨日、義信の涙を見せた男がいた。
心中の悔しさを慮るに余りあった。


辞任した官房参与の記者会見全文はコチラ





とてつもなく素晴らしいバラを育種する子がいるかもしれない。
土に触れ、
澄んだ空気を胸に吸い、
清らかな水を種に与え、
咲いた花を包み込むように両手で抱き、
高々と持ち上げて、
「これを復興の証のバラとします」
そう言って世に知らしめる人になるかもしれないのだ。


至宝となりうるかもしれないのだ。


出来れば、
辞任した官房参与には、
何があったのかを全てブチまけて貰いたい。

でなければ、永遠に現政権と保安院と関係各署と東電の悪が永遠に闇に葬り去られてしまいかねない。

2 件のコメント:

  1. まさに「男泣き」でしたねぇ。
    政治家は、自分たちがどうしていいのかわからないから、あっちこっちから専門家を集めてくる。
    専門家たちだって、みんながみんな同じ考えではないわけで、その中かからどの考え方が妥当なのかではなく、自分たちに都合がよいかを選び出しているのが現政権なのでしょう。
    何度か書いていますが、ここまでの事故が起こってしまった以上、最悪を想定して先を予測しなければいけなかったと思います。幼稚園や小学校はおろか、ある程度の範囲の住民の皆さんにも一時疎開していだだくとか。
    そうして、安全基準を作りそれとすり合わせて安全とされたところから、順次帰還していただくくらいの腹のくくり方をしなければいけなかったと思います。
    それを基準を作るのはおろか、なんとかして事を小さくすませようとするから、どんどんと避難地域が広がっていく一方。
    これでは地元の方々は、先行き不安になるばかりでしょう。
    いったい誰が舵を取れば、多少なりとも良い方向へ進むようになるのでしょうか・・・
    ニュースを見ても新聞を読んでも憂鬱になるばかりです。

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  2. みけさん 女怒髪天を衝くしたいNamaste/

    御用学者は不用です。
    専門家と肩書きのつく人なら、専門家としての自己尊厳ってもんがあると思うです。政権やら体制やらに媚びる人は、いくら専門的知識があったとしても、専門家としての智慧がないのでしょう。

    おっさるとおり。最悪の事態を想定し、そのレヴェルで動き動かすことが1ヶ月以上前に火急かつ正確に行われねばならなかったのです。何日間も寝ないで記者会見をすることでも、涙をこらえて「頑張りましょう、お願いします」ということでもなく、ましてや、「船頭多くして」な事態を作り出すことでもない。

    煮え切らない・浅はかである・その場しのぎ
    ほんっとに、イライラします。

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