2011-07-13

過則勿憚改

東京新聞:18年前、全電源喪失検討 安全委 幻の報告書:社会(TOKYO Web)

【追加資料】
「原子力発電所における全交流電源喪失事象について」〔平成5年6月11日 原子力施設事故・故障分析評価検討会 全交流電源喪失事象検討ワーキンググループ〕PDF


「たられば」が幾つも重なる。

口惜しいと思う。
悔しいとも思う。

過てば則ち改むるに憚ることなかれ



昨夕のニンバス


今朝のニンバス


これまで何度か武田邦彦さんのブログ(ココ)を紹介したことがある。
一時期は当ブログのサイドバーにもリンクを張っていた。

福島第一原発事故後、情報が錯綜する中、身の回りに確実に存在する放射性物質にどう向き合えばよいのか、何か道しるべになるようなものが必要だった。他にもそういったものは存在したのであろうが、2ヶ月ほど前には、何をどう吟味すればよいかさえ判らなかった。

件のブログ・・・始めのうちは、時に首を傾げるような部分や、分かりにくい部分も含めて、正直「我慢して」読んだこともあった。どこかしら、上滑りしてるなぁと感じる場面に出くわしたりした時にも、それほど気にも留めず疑問も抱かず(抱けず)「我慢して」読んだこともあった。

何度か繰り返すうち、次第に「我慢して」読むのが苦痛になってきた。
何故だろう?と考えてみた。
それは、NATROMの日記で展開されているような武田さんの発言内容検証に由来するものでなく、「なんだかおかしい」とか「これ、まゆつばっぽい?」という極めて感覚的なものに由来したものと思われる。

そして、自分の感覚に従って、サイドバーからリンクを外した。


世に原発を擁護する「学者」が居る。
「ニコニコしてる人には放射能は影響しません」と豪語する人も居る。
びっくらこきまくり。



今朝のクチナシ:Fragrance Gold


放射性物質は煮ても焼いても食えない。
無味無臭無着色。
肉眼では捉えられない。
どんな影響が後々現れるのか、良くわかっていないことが多いようだ。


目下のところ、少なくとも私が理解しているのは、
原子力制御が極めて困難であるということ
原発の安全性を誰も保証できないということ
原発事故は、その収束に長い時間と莫大な労力が必要だということ
被曝は少なければ少ないほうがよいらしいということ
原発事故を巡る様々な玉石混交の情報には、吟味が必要だということ。


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