2011-05-25

花の学校

今年は詩人ロビンドロナトタクルRabindranath Thakur生誕150年の年。
ロビンドロナトは、1861年5月7日、コルカタに生まれた。
父デベンドロナト44歳
母シャロダデビ37歳
14番目の第八男

13歳の時、母が逝去。
22歳でムリナリニデビと結婚
2人の間に5人の子供
ムリナリニは1902年、29歳の若さで逝去。
病弱な次女レヌカ転地療養のためヒマラヤ山麓アルモラAlmoraに滞在。
その時に母をなくしたおさなごのために詩を書いた(『おさなご』Sisu)





ねえおかあさま、ごろごろと
  雨雲がとどろいて
アシャル月に
  雨がざあざあふってきて
東風が広野をわたって
  ふきはじめると
竹林がひゅうひゅうと
  笛を鳴らしているようです
  そのとき、おかあさま、見てください---
  どこからか花があらわれて
地面いちめん
    花でうめつくされているのを。

 〔タゴール『お母さま』(内田眞理子編訳)「花の学校」より〕





花たちはみんな学び舎の生徒ですよ
    本とノートを小脇にかかえ
地面のしたにある
    花たちの学校にいます。
  扉を閉めた部屋で
  花たちは学びます
あそびたがると先生が
    立たせておきます。

 〔タゴール『お母さま』(内田眞理子編訳)「花の学校」より〕





アシャル月(雨季)がきて暗くなると
    もう花たちにはおそい午後

 〔タゴール『お母さま』(内田眞理子編訳)「花の学校」より〕





深い森のおくで
    梢や木の葉がざわめきます
雷がとどろくと
    それが花たちの四時半です
    学校がひけるとだれもが
    いっせいにかけだしてきます
黄、赤、緑、白の
    いろとりどりの服装で。

 〔タゴール『お母さま』(内田眞理子編訳)「花の学校」より〕




  だれをもとめて花たちが
  手をさしのべているのか
ぼくにおかあさまがいるように花たちにも
    おかあさまがいると思ってみて。

 〔タゴール『お母さま』(内田眞理子編訳)「花の学校」より〕


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